ステップワゴンが「ウサップワゴン」に変身、ホンダ×DODコラボのキャンプ仕様

DODとステップワゴンがコラボしたウサップワゴン
DODとステップワゴンがコラボしたウサップワゴン全 60 枚

キャンプグッズブランド「DOD」と、ホンダ『ステップワゴン』がコラボレーション。“もっと外に行きたくなるクルマ”として「ウサップワゴン」を開発した。ユーザーと一緒に進化を楽しんでいく。

【画像全60枚】

◆“遊び心”を大切にしたキャンプグッズブランド「DOD」

数あるキャンプグッズの中でウサギのマークがついているアイテムやギアを目にしたことがる人もいるだろう。大阪のビーズが展開するDODブランドのロゴマークだ。同社はオートバイ用のツーリンググッズやカバー、バッグ、簡易ガレージを展開する「ドッペルギャンガー」も手がけている。

DODは「Stay crazy」をテーマに、「もっと自由に、もっと遊び心を」との思いで考えられたグッズやギアを作っているブランドだ。自分達がビビっときたユニークなグッズやギア作りを信念としており、商品の名前も「カマボコテント」や「キノコテント」「タキビチェア」や「ヤバイッス」など面白いネーミングが特徴だ。

商品名は遊んでいるが、製品作りには真面目。展示用に建てられたテントもしっかりしているし、チェアの座り心地も良い。

◆アウトドア感満載のステップワゴンが誕生

今回コラボしたステップワゴンは、DODのブランドカラーである「DODタン」に全塗装されている。前後バンパーを艶消しブラックにしてギア感を演出。グリルや窓枠、エンブレムやミラーも艶消しブラックで統一されている。

さらに別注で製作されたキャリアとラダーを装着して、アウトドア感満載の仕上がりに。サイドウォーニングを取り付け、DODのチェアとテーブルを広げればステップワゴンのまた違った魅力が味わえる。

キャンプといえばSUVという意見もあるだろうが、30~40代のファミリー層では、小さな子供がいる家庭が多い。キャンプグッズも多くなり、積載性に優れたクルマの方が良い。ステップワゴンのサードシートを床下に収納すれば、広大なラゲッジスペースが生まれ、多くのキャンプグッズを載せることが可能だ。

また、小さな子供だと、大きなSUVに乗るには苦労する場面もあるだろう。地上高が低く電動スライドドアも備えるステップワゴンは、簡単に乗り降りできるのもポイントだ。

何よりステップワゴンAIRのナチュラルな佇まいは自然溢れるキャンプ場にマッチする。そんな理由から今回のコラボレーションが生まれたというわけだ。

◆DODユーザーと一緒に進化させる

今回はまずエクステリアの世界観を作り上げた。インテリアは現状ではノーマルのまま。なぜかといえば、DODユーザーに「こんな世界観はどうだろうか?」という提案や意見交換を行い、一緒に作り上げていきたいという思いがあるからだ。

3月25日、26日に京都府南丹市のスプリングスひよし内DOD CANP PARK KYOTOで行われる、DOD HOLIDAY! In DOD CANP PARK KYOTOというDODユーザーが集まるイベントでこのウサップワゴンを展示する。

4月1日、2日にはOUTDOOR DAY JAPAN 東京2023でも展示が行われ、多くのユーザーの生の意見を聞くという。DODのTwitterやInstagramでも情報発信し、ユーザーの意見を参考にしながら、どのようなインテリアにしてくかを考えていく予定だ。

なお、DOD公式アプリ「DOD camp+us」の有料会員向けコンテンツでは、今回のコラボレーション車両の製作風景が見られる。

◆ホンダアクセスが手掛けたステップワゴンも

ホンダ純正アクセサリーを開発するホンダアクセスの車両も、今回の体験会に合わせて展示を行った。

ステップワゴンAIRではSPORT MIXをテーマにテント泊をメインとしたグッズを展開、SPADAではEMOTIONAL SOLIDをテーマに車中泊をメインとしたグッズを展開した。

ホンダ広報の私物を持ち込んで、一般的なユーザーが体験しているであろう、リアルな世界観もあわせて紹介した。4車4様の世界観が広がっており、ステップワゴンの多様性に対する懐の深さが理解できる。

DODとステップワゴンのコラボによるウサップワゴンは上記展示イベントや、DODとホンダの各種SNSで情報発信を行っていく。インテリア含め、今後どのようにバージョンアップしていくのかもチェックできるだろう。

《雪岡直樹》

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