PV EXPO 2023でファーウェイ(HUAWEI)が、産業用大規模蓄電システム(定置型蓄電池)と事業者向けのパワーコンディショナー(パワコン)を展示していた。ファーウェイといえばネットワーク機器、通信機器の大手だが、エネルギー産業にも注力している。
ファーウェイのエネルギービジネスは、中国本土を中心にアジア・中東・アフリカなどで展開されている。2015年から日本の定置型蓄電池およびパワコン市場に参入。産業用蓄電システムは、蓄電池ユニットとそのコントローラー(PCS)、ソーラーパネルのコントローラーをメインに構成される。用途は、工場や事業所の自家消費やBCP対策。国内での導入事例は、自家消費を前提とする太陽光発電のバックアップ、平準化のため併設される用途が多い。蓄電容量は200kWhから1MWのものが導入されている。サウジアラビアでは1.3GWhのマイクログリッドに接続される蓄電システムが納入されている。