通信障害時もカネ次第、KDDIとソフトバンクが副回線活用で連携[新聞ウォッチ]

副回線サービスの利用イメージ
副回線サービスの利用イメージ全 1 枚

KDDIとソフトバンクが、1台のスマートフォンで双方の回線を利用できる「デュアルSIM」の提供を始めるという。

両社が発表したもので、きょうの日経なども取り上げているが、それによると、通信障害や災害時などで1つの回線がつながらない場合に、他社の回線を利用することで、「副回線」としての利用が可能になり、家族や医療機関との連絡、決済サービスが使い続けられるようになるそうだ。

振り返れば、KDDIは2022年7月に大規模な通信障害が発生し、アクセスの集中で障害が長期化し、回線が復旧するまで2日以上にも及んだ。このため、総務省では他社の通信網に切り替える「ローミング」の導入について議論を進めているものの、KDDIとソフトバンクの両社が先行的にサービスを提供することで合意したという。

1台の端末で複数の回線が利用できる「副回線サービス」が可能になれば、通信障害時にも安心だが、ただし、クルマの所有者が念のために加入する任意保険と同様に、通常の基本料金とは別途に、オプションで月額429円(税込み)。さらに、副回線を利用する場合の国内通話料は30秒22円、ショートメッセージサービス(SMS)は1通3.3円の送信料が加算されるという。

昨年のKDDIのような通信障害は、地震や水害などの自然災害時とは原因が異なるが、そのようなケースでもオプション料金を支払うのかどうか、紙面を見る限りでは言及されていない。

2023年3月28日付

●観光地サイト機能強化へデジタル活用予約、決済を一括(読売・9面)

●アフリカビジネスNEXT、交通・物流の壁ITで打破、豊田通商系、新興企業に投資(朝日・10面)

●自動配送ロボ準備OK都内でデモ披露、来月から公道走行(毎日・7面)

●携帯障害・災害時に切り替え、KDDIとソフトバンク、「副回線サービス」を発表(産経・2面)

●災害時給電車貸し出し、トヨタ、販売会社と警視庁協定(日経・26面)

●量子で変革、化学も車も,理研が計算機稼働、問われる活用力(日経・3面)

●東レ新体制「持続性」に軸足、新素材で成長回帰描く、新中計発表(日経・17面)

●日野自、大型観光バス出荷再開へ(日経・17面)

●広島駅にAI防犯カメラ、JR西、駅警備利用は初、サミット会期中(日経・46面)

《福田俊之》

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