【メルセデスベンツ GLC 新型】独自の現代ラグジュアリ―とは?[詳細画像] 

メルセデスベンツGLC(AMGラインパッケージ装着車)
メルセデスベンツGLC(AMGラインパッケージ装着車)全 30 枚

フルモデルチェンジして発表された『GLC』は、曲線的で伸びやかなスタイルが印象的なメルセデスベンツの次世代SUVだ。「独自の現代的ラグジュアリー」とメルセデス・ベンツ日本が謳う一台。そのこだわりのスタイリングを見てゆこう。

◆スタイルは伸びやかでスポーティ、シンプルだが「彫刻のような」立体感

メルセデス・ベンツGLC(AMGラインパッケージ装着車)メルセデス・ベンツGLC(AMGラインパッケージ装着車)

全長は、先代モデルより50mm延長され、クルマ全体に伸びやかなシルエットが与えられている。Dピラーにかけて緩やかに上昇するウインドウラインは、クルマをスポーティーに演出する。Cd値は0.29の値を記録しており、空力性能は一級品だ。ラインは、ヘッダライト・リアコンビネーションランプの前後から、それぞれ伸びる二つのラインと、前後ドアパネル下部を貫くラインの三つで構成される。ラインやエッジをサイドデザインから削減しながらも、ボディに陰影を付け、立体的なスタイルが与えられている。シンプルながらも飽きさせないデザインだ。こうした面の表現をメルセデス・ベンツ日本は「彫刻的」と解説している。

◆ボディラインと対比させた表現 力強さは上品に演出

メルセデス・ベンツGLC(AMGラインパッケージ装着車)メルセデス・ベンツGLC(AMGラインパッケージ装着車)

曲線的なスタイルが目を惹く新型GLCは、SUVらしい力強さも存分に発揮する。足元に設置された大型のタイヤアーチは、ボディラインとの対比でその存在感を高めている。フロントマスク、リアバンパー周りにはアンダーガード調のリムを配置し、SUVのキャラクターを強調させている。これらの部分にはクロームメッキが使用されており、クルマのキャラクターを上品にまとめあげた。

◆トリムはリアルウッドを採用、現代装備との融合で独自の空間を生む

メルセデス・ベンツGLC(AMGラインパッケージ装着車)メルセデス・ベンツGLC(AMGラインパッケージ装着車)

ダッシュボードのエアアウトレットには、やはり「航空機エンジン」のナセルを想わせるデザインが配置された。今回のデザインは、丸みをつけたやや横長の角型が配置されたものとなっており、エクステリアのスポーティーなスタイルに合わせられている。その下部には大きなインテリアトリムが広がっている。トリムは、リアルウッド製となっており、高い質感を追及したメルセデスベンツのこだわりで、標準仕様、オプションのどちらにも採用されている。

AMGラインパッケージでは、ブラックに近いダークグレーに着色され、垂直方向に木目が現れるマット仕上げ のライムウッドトリムが採用され、車内空間の質感を一段と高いものにしている。また、インテリアトリムは、ダッシュボードから、センターコンソールへと間断なく続くデザインとなっており、現代的なレイアウトと木目素材が融合したスタイリングが、独自の世界観を創り上げている。

◆スポーティに進化して、使い勝手の良くなった多機能ステアリング

メルセデス・ベンツGLC(AMGラインパッケージ装着車)メルセデス・ベンツGLC(AMGラインパッケージ装着車)

GLCには、メルセデスベンツ最新型のステアリングホイールが採用された。AMGラインパッケージ装着車のステアリングはツインスポークのスポーティーデザインだ。ステアリングホイールには、ナビゲーションや安全運転支援システムの設定など、あらゆる操作が手元で完結する機能が備わっている。加えて、新たにリムに静電容量式センサーを備えたパッドがされたことにより、ステアリングホイール にかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、ディスタンスアシスト・ディストロニック(ステアリングに手を添えているだけで、自動加減速とステアリングアシストで、前走車との最適な距離を維持しながら、車線をキープするシステム)の使い勝手を向上させている。

GLCは、伸びやかな曲線を採用した、シンプルでありながらも飽きさせない躍動感あるエクステリアと、現代的な機能的デザインと、落ち着いた質感のトリムの合わさったインテリアを持つ、メルセデスベンツ独自の現代的ラグジュアリーカーである。

《大矢根洋》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る