留萌本線・石狩沼田-留萌間、ラストランの1日を追う…113年の歴史に幕

留萌へ向かう4929D。旭川から来た列車で、函館本線深川~旭川間でもこのヘッドマーク付き4両編成を見られた。石狩沼田~真布。
留萌へ向かう4929D。旭川から来た列車で、函館本線深川~旭川間でもこのヘッドマーク付き4両編成を見られた。石狩沼田~真布。全 20 枚

JR北海道の留萌本線・石狩沼田~留萌間が4月1日に廃止された。同社線区の廃止は2021年4月の日高本線・鵡川~様似間以来となるが、営業中線区の廃止としては2020年5月の札沼線・北海道医療大学~新十津川間以来となる。

留萌本線石狩沼田~留萌間の沿革。留萌本線石狩沼田~留萌間の沿革。

■警察官も「乗務」するラストラン

札幌から特急で1時間5分で到着する深川駅(北海道深川市)。通常なら到着した3番ホームの向かいにポツンと停まっている1両のキハ54(またはキハ150)にすんなり乗り込めるのだが、運行最終日となった3月31日は勝手が違った。4番ホームの札幌方で整列乗車が行なわれており、すでに長蛇の列となっていた。

筆者は7時59分発留萌行き4923Dに乗り込んだが、立ち客が出るような混雑にはならず、むしろ、カメラやスマホ片手に頻繁に行き交う人のほうが目立っていた。一部の車内には防犯カメラが設置されていたものの、警察官も乗り込んでおり、やや物々しい雰囲気。何回かラストランに立ち会っている筆者もこのような警乗を見たことがなく、近年、問題になっている、ヒートアップした乗客同士のトラブルや車内犯罪対策なのだろう。深川駅での整列乗車といい、警察官といい、半ばイベントと化した廃止線区のラストランも相当管理されつつあると感じた。

最終日の編成は、当初の発表と同様、キハ54とキハ150の4両編成だったが、組成方が異なっており、前後のキハ54がキハ150を挟むスタイルとなっていた。しかもキハ150は富良野線色のほかに、2020年3月まで函館本線長万部~小樽間で運用されていた車両も連結されており、サイドの帯はキハ54のレッドに、キハ150のラベンダー、ライトグリーンが添えられた粋な演出がなされていた。

朝の留萌発4924D。上りの旭川直通列車。深川方のヘッドマークは留萌市の名勝「黄金岬」と日本海に沈む夕日、カモメがデザインされたものを掲出。幌糠~峠下。朝の留萌発4924D。上りの旭川直通列車。深川方のヘッドマークは留萌市の名勝「黄金岬」と日本海に沈む夕日、カモメがデザインされたものを掲出。幌糠~峠下。

■山間でもドローンは禁止

当日の沿線はあいにくの霧雨状態で、留萌市内に入った最初の駅である峠下に着くとやや大粒になったが、すでに数人がホームで待ち構えていた。この駅は列車交換ができ、しかも山間の小駅ムード満点とあって、マニアの間では注目度が高い。筆者も下車してから3時間ほど滞在し、駅の風情や列車の撮影を楽しんだが、警備の係員から突然「ドローンを目撃したら知らせてください」と言われ、少し驚いた。

普段は静寂に包まれている峠下駅。留萌本線の開業時からある駅で、かつては貨物や荷物も取り扱う有人駅だった。普段は静寂に包まれている峠下駅。留萌本線の開業時からある駅で、かつては貨物や荷物も取り扱う有人駅だった。

このような山間でドローン禁止とはピンと来なかったが、たしかに報道機関のヘリが低空で頻繁に飛行しているし、近年、ドローンを駆使する人が各地でトラブルを起こしていることを考えると、許可なし飛行がまずいことは納得できる。国土交通省もドローンによる事故の情報提供を求めており、これまでには考えられなかったテクノロジーにも対応して新たな対策を打たなければならないとは、ラストランも楽ではない。

峠下駅へ進入する4924D。留萌方のヘッドマークは沼田町特産のトマトの赤を基調に、明日萌駅こと恵比島駅の木造駅舎がデザインされたものに。峠下駅へ進入する4924D。留萌方のヘッドマークは沼田町特産のトマトの赤を基調に、明日萌駅こと恵比島駅の木造駅舎がデザインされたものに。

駅で待っていた大半の人は、遅れて留萌からやってきた4924D(定刻9時26分発)が去ると潮が引いたようにいなくなり、いつもの鄙びた情景が戻った。この列車は旭川まで直通する列車で、留萌本線ではそれなりの需要があるためか、廃止後も代替として高規格道路を経由する速達バス『沿岸特急あさひかわ号』が3年間実証運行されることになっている。駅を賑わせていた人々は車で追いかけているようで、北海道警察のパトカーも頻繁に行き交っているが、これは2019年3月の石勝線夕張支線のラストランでもよく見かけた光景だった。

11時を過ぎると、峠下町内会と称する地域の皆さんが駅に現れ、留萌行き4925D(定刻11時42分発)の見送りに向けての準備にかかった。「本当は最終列車まで見送りたいんだけど、夜になるとこのあたりは真っ暗だからね~」とメンバーの1人が言う。たしかに周辺はクマの出没が懸念されるし、頼りになるのは車のヘッドライトのみという状態になりそうで、遠慮したい気分になるのはわかる。隣の恵比島駅も普段は闇に包まれるが、ラストランの日だけは終日イベントで賑わうので、その心配はなさそうだ。

峠下駅の構内。旭川行きの4924Dを見送る。峠下駅の構内。旭川行きの4924Dを見送る。

■異例?の会長挨拶

峠下に到着した4925Dはすでに15分程度の遅延が発生していた。この列車は、留萌駅で行なわれるセレモニーの間に4926D(定刻12時18分発)として折り返すため最も混雑しており、4両編成のため車掌も乗務しているのだが、旅客はあくまでワンマン扱いのため、乗降は一番前のキハ54のみとなる。車掌は頻繁に降車確認をしているが、混雑している車内では後部車両からの乗降に手間取る分、余計に時間がかかる。ではツーマンにしてドアを全開にすればよいのではと思うが、ホームの有効長が足りない無人駅が多く、乗車券の確認を行なうにも人手を要するため、やむなくワンマンにしているのだろう。

到着した留萌駅では、セレモニー待機中の一般客に降車客が交じり揉みくちゃ状態に。場所取り対策のため、4925Dの乗客をすべて降ろしてから、改札口前に整列させた4926Dの乗客を乗せるため、その手間も一層遅れに拍車をかけていた。セレモニーもその分、進行が遅れ、4926Dはおよそ30分遅れで留萌駅を発車した。ところが峠下駅ではドア故障が発生しさらに遅れが増大し、恵比島駅に到着した時点でおよそ50分遅れに。遅れを見越して、最終日のみは時刻変更を行なってもよいのではと思ったが、留萌駅では4927D(定刻14時25分着)から4928D(定刻16時17分発)への折返し時間が長いため、かなり吸収できたようだ。

遅れの余波で、深川からの4927Dの到着の際に行なわれる恵比島駅のセレモニーも押しに押してしまい、諦めて帰ってしまった人も何人かいたようだ。ここでは島田修JR北海道会長が挨拶に立っており、1999年5月から運行を開始した『SLすずらん号』に言及した。

恵比島駅前で挨拶に立った島田修JR北海道会長。恵比島駅前で挨拶に立った島田修JR北海道会長。

この列車は1999年に放送されたNHK朝の連続ドラマ『すずらん』にちなんだもので、舞台となった恵比島駅にロケ用の明日萌(あしもい)駅を建設。ドラマと同じSLと木造駅舎のノスタルジーな演出が大いに注目を集めたが、島田会長は自身がそのプロジェクトに直接関わったと述べ、挨拶では全面的に協力した沼田町に謝意を示していた。

留萌行きの4927D。恵比島駅ではこの列車に合わせてセレモニーが行なわれた。真布~恵比島。留萌行きの4927D。恵比島駅ではこの列車に合わせてセレモニーが行なわれた。真布~恵比島。

当時は筆者も頻繁に恵比島周辺に足を運んだ記憶があり、購入したばかりの131万画素のデジタルカメラで撮影した真岡鐵道のC12 66が牽くロケ列車の写真は、お粗末な写りながら自分なりの宝となっている。

NHK朝ドラ『すずらん』のロケのため、真岡鐵道のC12 66をレンタルして1998年12月に走ったロケ列車。旧型客車はJR東日本からのレンタル。ロケは1999年春以降にも行なわれたが、その時はC11 171に変わっている。NHK朝ドラ『すずらん』のロケのため、真岡鐵道のC12 66をレンタルして1998年12月に走ったロケ列車。旧型客車はJR東日本からのレンタル。ロケは1999年春以降にも行なわれたが、その時はC11 171に変わっている。1999年NHK朝の連続ドラマ『すずらん』のロケで記念撮影に応じた主演のお二人。左が明日萌駅の駅長・常盤次郎役の橋爪功氏、右がヒロイン・常盤萌役の遠野なぎこ(当時は遠野凪子)氏。1999年NHK朝の連続ドラマ『すずらん』のロケで記念撮影に応じた主演のお二人。左が明日萌駅の駅長・常盤次郎役の橋爪功氏、右がヒロイン・常盤萌役の遠野なぎこ(当時は遠野凪子)氏。

JRの会長職が廃止セレモニーで挨拶に立つことは珍しいが、島田氏は2016年12月の留萌~増毛間廃止時にも増毛駅に顔を見せており、活性化から廃止まで留萌本線に縁があったことを考えると自然なことなのかもしれない。

恵比島駅に到着した4927D。セレモニーが行なわれたため狭いホームが黒山の人だかりに。恵比島駅に到着した4927D。セレモニーが行なわれたため狭いホームが黒山の人だかりに。

■夕方には早くも最終列車の列が

個人的には沼田町内の真布(まっぷ)駅が気になっていたため、恵比島駅で4927Dを見送った後、徒歩で移動。スロープが付いた板張りのホームに、これまた板張りともいうべき簡素な待合室があるだけの典型的な無人駅だが、待合室の扉や床はかなり老朽化が進んでおり、激しくたわむ床板に冷や汗が出た。簡素な板張りホームにしては珍しく白線が引かれてあり、ここにも用意周到な管理ぶりを感じた。

かつて北海道各地にあった仮乗降場を思わせる真布駅。ここでも最終列車では地域の人々がペンライトを振っていたという。かつて北海道各地にあった仮乗降場を思わせる真布駅。ここでも最終列車では地域の人々がペンライトを振っていたという。

真布からは旭川から来た4929Dで再び留萌へ。上りの最終列車は4932D(定刻20時20分発)で、まだ3時間ほど時間があるが、すでに駅前には最終列車向けに待機の列ができており、いよいよ最後というムードが高まってきた。留萌駅の待合室には、ローカル線では貴重な存在となりつつある駅そば屋がある。にしんそばが売りのこのそば屋も廃止が迫ってから一気に注目が集まり、「そば屋最後尾」と書かれた看板まで出ていたのには驚いた。廃駅後には移転が予定されているということだ。

17時を過ぎると留萌駅前では上り最終列車の4932Dを待機する人々の列ができていた。17時を過ぎると留萌駅前では上り最終列車の4932Dを待機する人々の列ができていた。

留萌駅といえば、1987年までは羽幌や幌延へ至る羽幌線が、2016年までは増毛へ至る留萌本線が延びていた。また1967年までは天塩炭鉱の産炭を達布(たっぷ)駅から留萌駅へ運ぶ私鉄の天塩炭礦鉄道も分岐しており、駅を中心に4方向に線路が延びていた全盛期は北海道でも名だたる鉄道の要衝だった。

しかし、留萌本線のそもそもの生い立ちが産炭輸送やニシン漁に伴なう貨物輸送とあって、それらが衰退する1960年代後半以降は産業とリンクしなくなり、衰退の道を辿ることに。その象徴が駅の東外れにある、公道から留萌駅構内を見渡せるゾーンで、ここは2016年12月に廃止された増毛方面への線路跡でもある。石狩沼田~留萌間の廃止後は留萌駅自体も解体され、ここを含めた広大な敷地が鉄道時代を偲ぶことができないほど再開発されるのも時間の問題だろう。

留萌駅の構内を見渡す。途中で切れているレールが、留萌以遠の廃線を思い起こさせる。留萌駅の構内を見渡す。途中で切れているレールが、留萌以遠の廃線を思い起こさせる。

■ラストラン当日に廃止届

さて、奇しくもラストランの当日にJR北海道が根室本線・富良野~新得間の廃止を国土交通省北海道運輸局へ届け出たことを明らかにした。廃止予定日は2024年4月1日で、月日は今回の留萌本線と同じだ。このタイミングで翌年の廃止がアナウンスされることは異例で、正直「またか」という印象を拭えなかった。今後は北海道運輸局での利害関係者による意見陳述を経て認可されれば、廃止は正式に決定される。

根室本線・富良野~新得間の概要。根室本線・富良野~新得間の概要。

この廃止を阻止するべく熱心に署名活動を行ない、8000筆以上の署名を集めた有志のひとりである、富良野市在住の松原良成氏もラストランに顔を見せていたが、正式決定になるまでは諦めないと語っていた。

ローカル線問題はよく「存廃ありき」で議論されることが多いが、松原氏は「存続ではなく『発展』を望むからこそ反対しているのです」と言う。根室本線・富良野~新得間は盲腸線である留萌本線とはかなり事情が異なり、かつては特急が走るほどのネットワークを形成したことから、松原氏はこれを活かして新千歳空港や旭川空港からトマム、富良野などの観光地を直接結ぶ、観光都市(地)間高速鉄道構想を説く。

こうした動きに対しSNS等のコメントでは「地域が利用しないのであれば、仕方がない」「残すのなら地域が応分の負担をするのは当然」という鉄道不要論が大半で、松原氏らの活動に冷ややかな視線を送る人が多かったが、留萌本線のラストランでは最後をひと目見ようと狭いホームにひしめきあう人々、無人駅や河川岸、踏切などで1日中行き交う列車に手を振る人々に、直近で見た石勝線夕張支線のラストランとは比較にならない鉄道への熱を感じた。

記憶に新しい石勝線・夕張支線のラストラン。2019年3月31日。記憶に新しい石勝線・夕張支線のラストラン。2019年3月31日。

これも鉄道の廃線が年々、人々の関心を集めている証拠で、全国版の時刻表で探し出すことが困難なバスの廃線なら、そもそも廃線自体が伝播しないし、全国から人が集まるとは考えにくい。留萌本線のラストランでは、皮肉にも鉄道が持つネットワークの凄さが証明されていたように思えた。

■バスでは人が来なくなる…廃線当事者のぼやき

夕方、留萌駅の喧騒を見つつ、上り最終列車の列に加わるか加わるまいか迷ったが、結局、1本前の深川行き4930D(定刻18時19分発)に乗り込み、恵比島へ。筆者にとっては『SLすずらん号』の撮影で思い出深い駅であり、上下列車の最終を拝めることに誘われてしまった。

どっぷりと闇に包まれた19時近くの恵比島駅。残す営業列車は上下各1本といった状況。どっぷりと闇に包まれた19時近くの恵比島駅。残す営業列車は上下各1本といった状況。

恵比島駅では図らずも札沼線の廃線を見届けた新十津川町在住の三浦光喜氏と出会い、再会を喜んだ。

札沼線の時は緊急事態宣言下であったため、筆者も現地行きを自粛し、当日の様子を肌で感じることはできなかったが、三浦氏は「あの(札沼線の)時は急にラストランが決まり、4月17日の10時発がラスト。なんだかぽかーんとしちゃって呆気なかった。こうして夜遅くまで最終を見送れることこそ、ラストランの醍醐味だよね。留萌本線は幸せだよ」と語る。

率先して地域横断的な「新十津川駅を勝手に守る会」を立ち上げ、駅の清掃から到着証明書の配布、自腹を切っての硬券入場券の販売まで行なっていた行動の人で、町やJRから一目置かれる存在になったが、コロナ禍の緊急事態宣言でラストランが繰り上がり、最後までやり遂げることができなかったことに今でも悔しさを滲ませている。

2020年4月17日、新十津川発最後の札沼線列車を見送る人々。札沼線北海道医療大学~新十津川間の廃止では午前中の上り1本がラストランとなった。2020年4月17日、新十津川発最後の札沼線列車を見送る人々。札沼線北海道医療大学~新十津川間の廃止では午前中の上り1本がラストランとなった。

三浦氏も松原氏同様に鉄道のネットワークの大切さを説いていたが、一方で、札沼線廃線後のあり様にも触れ、新十津川町内では代替バスの利用が回数券方式となり、ブラリと訪れることが鉄道時代よりはるかに難しくなったと言う。たしかに回数券のことは同じ北海道在住の筆者も初耳であったから、一般の旅行者は知るよしもないだろう。

「だからバスではダメなんですよ。ホントに地域に人が来なくなっちゃう」と言う三浦氏は、ラストランの翌日に留萌市内で代替バスの様子を見ているが、土曜日とあってか、朝の旭川行きの便に積み残しが発生していたことに唖然としたという。

バスによる代替は、「青春18きっぷ」や「ジャパン・レール・パス」などの切符を利用できなくなる分、呼び込み効果がなくなり、交流人口の減少に繋がる。おまけに近年はバスの運行に必要な大型二種免許の取得者が高齢化しており、筆者が住む小樽市も年々減便が進んでいる。石勝線夕張支線が廃止された夕張市では、夕鉄バスの市内と札幌を結ぶ便が10月にも廃止されるという報道が出ており、バスによる鉄道の代替が破綻の危機を迎えるのは時間の問題とも言える状況だ。

■一極集中がローカル線問題をおざなりにする?

さらに三浦氏は、自身が住む新十津川町で議員の成り手がなく無投票で当選することが多く、町長の候補者探しにも苦労すると漏らしていた。

これは新十津川町に限らず、北海道の町村レベルで共通して言えることで、そのことがローカル線の衰退と無関係ではないと三浦氏は言う。札幌一極集中のごとく、限られた地域以外がマンパワーでも衰退していくと、国も北海道も人が集中する地域にしか目が向かなくなり、面倒なローカル線問題に対しては地域の問題で終わらせるだけで、大所高所で考えなくなる。言われてみれば的を得ている気がした。

ラストランのアイテム。ラストランのアイテム。

そんな話を聞いているうちに、下り最終の留萌行き4933D(定刻20時36分発)が先に恵比島に到着。ホームに待ち構えていた人が「ありがとう留萌本線」の横断幕を掲げ、背後にいた無数の人々がペンライトをかざす。そして15分後には深川行きの4932D(定刻20時54分発)が到着。キハ54は全開された窓からカメラ片手に身を乗り出す人々で溢れていたが、キハ150は窓が開かないため、キハ54に人気が集まったようだ。

恵比島駅を発車する4932D発車の瞬間(音声)

この列車が恵比島駅にとっては正真正銘の営業最終列車となっただけに、横断幕の掲出やペンライトを振る仕草に一層力がこもる。列車は10分ほど遅れて恵比島駅を後にしたが、テールランプが漆黒の闇に溶け込むまで見続けている間、「なんだか寂しいねぇ」と三浦氏がぼやいていた。

留萌本線石狩沼田~留萌間、最後の営業列車となった深川行き4932Dのテールライト。ちなみにこの列車の後に留萌に到着した下り4933Dが回送として深川へ折り返しており、それが正真正銘のラストランとなった。深川には22時17分頃に到着し、石狩沼田~留萌間の列車運行がすべて終了した。留萌本線石狩沼田~留萌間、最後の営業列車となった深川行き4932Dのテールライト。ちなみにこの列車の後に留萌に到着した下り4933Dが回送として深川へ折り返しており、それが正真正銘のラストランとなった。深川には22時17分頃に到着し、石狩沼田~留萌間の列車運行がすべて終了した。

《佐藤正樹》

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