JR貨物が貨物船を保有へ…コンテナ80個積載、鉄道の代替期待 2024年春竣工

保有貨物船の外観イメージ。
保有貨物船の外観イメージ。全 3 枚

JR貨物は4月12日、載貨重量トン数1600tの貨物船を1隻保有すると発表した。

これは、災害時の代行輸送力を強化するため、東京都江東区に本社を置くセンコーグループホールディングス(センコー)と共同保有するもので、今回、その造船契約が締結された。

保有貨物船のスペック。保有貨物船のスペック。

竣工は2024年春を予定しており、共同保有比率はセンコーが70%、JR貨物が30%。平常時はセンコーの海運グループが運航するが、災害により鉄道輸送ネットワークが寸断された際はJR貨物がこの貨物船で代替輸送する。

船舶による代替輸送のイメージ。船舶による代替輸送のイメージ。

JR貨物では近年、大雨や大雪など相次ぐ自然災害により、本州~北海道・九州間を中心に相次ぐ船舶代替輸送を余儀なくされていたが、貨物船を保有することにより「貨物列車の不通区間をバイパスする輸送サービスを継続することができ、お客様に安心してご利用いただくことが可能となります」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る