WRCトップカテゴリー選手のクレイグ・ブリーンが亡くなる…テスト中のアクシデント、享年33

テスト中のアクシデントで亡くなったクレイグ・ブリーン選手(ヒョンデ)。
テスト中のアクシデントで亡くなったクレイグ・ブリーン選手(ヒョンデ)。全 7 枚

2023年4月13日、世界ラリー選手権(WRC)の最前線で戦う現役ドライバー、クレイグ・ブリーンの訃報が伝えられた。享年33。今季WRC第4戦クロアチアに向けてのテスト中のアクシデントによる死亡とされる。WRC公式サイト等が報じている。

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クレイグ・ブリーンはアイルランド国籍の33歳で、WRCをトップカテゴリーマシン(現在はRally 1規定車)で戦う現役最前線ドライバーのひとり。WRCでの最高位は2位である。今季のWRCにはヒョンデのワークスチーム(Hyundai Shell Mobis World Rally Team)から参戦していた(全戦参戦ではなく、サードカーを他選手とシェアするかたちでの参戦)。

自身参戦予定だった今季第4戦クロアチア(4月20~23日)のプレイベント・テストにおけるアクシデントでブリーンは亡くなったと伝えられる。なお、コ・ドライバーのジェームス・フルトンは無事とのこと。

ブリーンはWRCでの優勝経験こそないが、トップカテゴリーではお馴染みの顔になっている選手のひとりで、決して多くのドライバーが辿り着けるわけではない場所で存在感を発揮していた。ブリーンのWRC最終参戦は今季第2戦スウェーデンということになり、このときも自己最高位タイの2位に入る活躍を見せていた。

WRC公式サイトは「この悲しみに際し、“WRCファミリー”の想いはクレイグの愛する人々とともにあります。彼の家族や友人たちに心からお悔やみ申し上げます」との意を掲載している。

《遠藤俊幸》

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