北海道新幹線・倶知安駅の高架橋用地に基準値を超える鉛…施工には知事への届出が必要に

南側から見た倶知安駅の構内。汚染土壌が発見されたのはこの右手の模様。2022年4月2日。
南側から見た倶知安駅の構内。汚染土壌が発見されたのはこの右手の模様。2022年4月2日。全 3 枚

JR北海道は4月14日、函館本線・倶知安駅(北海道倶知安町)構内の一部から土壌汚染対策法の基準値を上回る鉛が検出されたことを明らかにした。

同駅周辺は、北海道新幹線札幌延伸へ向けた高架橋工事が行なわれることになっており、整備主体である独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は自主的に土壌の調査を行なっていた。

函館本線倶知安駅。この現駅舎の裏側に高架橋と新幹線駅ができる。2022年4月2日。函館本線倶知安駅。この現駅舎の裏側に高架橋と新幹線駅ができる。2022年4月2日。

その結果、倶知安駅構内の南側(倶知安町南3条西4丁目2番1)の一部土壌(面積112.5平方m)で、鉛の含有量が基準値(150mg/kg)から10~40mg/kg多いことが判明したという。ただし、雨水や地下水などと接触した際にどの程度の有害物質が溶け出すのかを示す溶出量は、基準値を0.01mg/L下回る0.001mg/Lとなっていた。

北海道新幹線倶知安駅高架の平面図。汚染土壌は倶知安駅構内の南側(地図上の倶知安駅の左手)で発見された模様。北海道新幹線倶知安駅高架の平面図。汚染土壌は倶知安駅構内の南側(地図上の倶知安駅の左手)で発見された模様。

この結果を受けて、当該用地は北海道から4月14日付けで土壌汚染対策法に基づく「形質変更時要届出区域」に指定された。

形質変更時要届出区域とは、健康被害が生じる、または生じる怖れはないものの、宅地造成や掘削、開墾などを意味する「形質の変更」を行なう場合は、汚染の拡散を防ぐため都道府県知事に届け出なければならない地域のことで、都道府県知事は届出を受けて施工状況を確認し、指定の継続または解除を行なうとされていることから、今後、高架橋の施工には北海道知事への届出が必要になる模様。

この件についてJR北海道では、高架橋の施工は鉄道・運輸機構が行なうとしながらも、「今後、汚染された土壌が土壌汚染対策法に基づき適切に取り扱われ、工事が進められていくことを確認してまいります」としている。

《佐藤正樹》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  2. いま“軽さ”で効くのはどこだ!? ホイール・バッテリー・素材置換で走りは変わる~カスタムHOW TO~
  3. 「外付けDSP」が突如、人気に。「ハイエンド・カーオーディオ」の熱が再燃![車載用音響機材変遷史]
  4. 洗車で「水シミZERO」、水道に取り付けるだけで純水を生成…サンコーが発売
  5. ルノー『ルーテシア』新型、9月8日世界初公開へ…IAAモビリティ2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る