ポルシェ カイエン 改良新型、内外装を先行公開…実車は4月18日発表予定

最新のLEDテクノロジーを組み込んだヘッドライト

EVスポーツ『タイカン』の要素を取り入れたコックピット

10.9インチ助手席ディスプレイをオプション設定

ポルシェ・カイエン 改良新型
ポルシェ・カイエン 改良新型全 8 枚

ポルシェは4月14日、中国で4月18日に開幕する上海モーターショー2023でワールドプレミアするSUV『カイエン』(Porsche Cayenne)の改良新型の外装のティザー写真を公開した。

写真:ポルシェ・カイエン 改良新型

◆最新のLEDテクノロジーを組み込んだヘッドライト

改良新型カイエンに関しては、すでにインテリアの写真が公開されている。今回のティザー写真では、外装のフロントマスクを紹介した。最新のLEDテクノロジーを組み込んだヘッドライトが確認できる。

また、改良新型は、高度にデジタル化されたディスプレイと操作コンセプト、新しいシャシーシステム、革新的なテクノロジーを備え、ポルシェの最大市場の中国でデビューするという。

◆EVスポーツ『タイカン』の要素を取り入れたコックピット

改良新型の新しいコックピットは、EVスポーツ『タイカン』の要素を取り入れたものだ。その中には、曲面フリースタンディングデザインを採用し、表示内容を変更可能なデジタルメータパネル、再設計されたセンターコンソール、最新世代のステアリングホイールなどが含まれる。オートマチックギアセレクターは、ステアリングホイールの隣に配置された。これにより、センターコンソールにスペースが生まれ、洗練されたブラックパネルデザインの大型エアコンディショナーコントローラーを配置することが可能になった。

メーターパネルは、完全にデジタル化されたフリースタンディングデザインの12.6インチ曲面ディスプレイとなり、フードカバーを不要とした。メータパネルの表示内容は、装備レベルに応じて最大7種類用意され、ドライバーはその中から選ぶ。レブカウンター、オンラインナビゲーション、ナイトビジョンアシスト、3D運転支援システムなどを選択して、最前面に表示させることが可能。簡素化された表示内容や、ポルシェならではの5連メータパネルデザインをデジタル時代に移行させたクラシックモードも用意されている。

新しいエンジンスタートボタンは、すべてのポルシェ車と同じく、ステアリングホイールと運転席側ドアの間に位置する。ギアセレクターは、メータパネルとセンターディスプレイの間、ステアリングホイールの隣に配置された。これによりセンターコンソールに余裕が生まれ、アナログスイッチ付きの新しい大型エアコンディショナーコントロールパネルを配置し、収納スペースを拡大することができた。さらに、再設計された先進運転支援システム(ADAS)のコントロールレバーが、ステアリングホイールに取り付けられている。

◆10.9インチ助手席ディスプレイをオプション設定

『911』に由来する新しいマルチファンクションスポーツステアリングホイールを装備した。ノーマル、オフロード、スポーツ、スポーツプラスの各モードを、ステアリングホイールで選択できるドライビングモードスイッチが付く。メータパネルの機能やデザインを選択するための新しいトグルスイッチも、オプションのヘッドアップディスプレイのスイッチ類と同様に、ステアリングホイールに配置されている。

高解像度の12.3インチセンターディスプレイによって、「ポルシェ・コミュニケーション・マネジメントシステム(PCM)」を制御する。ドライバーは従来と同じく、多くの運転機能や快適機能、標準装備のオンラインナビゲーションやマルチメディア機能を、12.3インチセンターディスプレイで操作できる。

改良新型の新しい機能のひとつが、オプションで組み込まれる10.9インチパッセンジャーディスプレイだ。この追加のタッチスクリーンにより、助手席乗員がナビゲーションの操作やメディアサービスの選択などを行えるようになる。特殊コーティングによって、助手席ディスプレイを運転席から見ることができないようにしている。

《森脇稔》

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