ポールスター『3』は電動SUV、航続610km…上海モーターショー2023出展へ

新しい空力デザインを採用

ツインモーターは最大出力517hp

LiDAR搭載車はパルスレーザー信号を利用して物体の位置を正確に検出

ポールスター 3
ポールスター 3全 10 枚

ボルボカーズ傘下のポールスターは4月11日、5ドアハッチバックボディで、ブランド初の電動SUV『ポールスター3』(Polestar 3)を4月18日、中国で開幕する上海モーターショー2023に出展すると発表した。納車は2024年に開始される予定だ。

写真:ポールスター 3

◆新しい空力デザインを採用

ポールスター 3ポールスター 3

ポールスター3には、パワフルでワイドなスタンスなど、SUVの特徴を維持することに重点を置いた新しい空力デザインを採用した。ボンネットには、フロントエアロ ウィングを装備。リアスポイラーにはエアロウィングを組み込む。リアのエアロブレードも空力性能を追求した装備になる。

また、デュアルブレードヘッドライトを採用した。フロントエアロウィングの下の「SmartZone」には、複数のセンサーやレーダーモジュール、カメラが内蔵されている。ボディサイズは全長4900mm、全幅2120mm(ドアミラー含む)、全高1627mm、ホイールベース2985mmとした。

インテリアの素材には、「MicroTech」をはじめ、動物由来ではないレザー、産地に関する情報が追跡可能なウールなどが用いられた。車内の物体の細かい動きを検出できる室内レーダーセンサーを採用する。これにより、子どもやペットを、誤って車内に置き去りにすることを防止する。

◆ツインモーターは最大出力517hp

ポールスター3は、ボルボカーズから供給される新世代のEVアーキテクチャをベースにする。発売時にまず設定されるのは、大容量バッテリーと前後にモーターを搭載する「ロングレンジ・デュアルモーター」グレードだ。

2個のモーターは最大出力489hp、最大トルク85.6kgmを発生する。0~100km/h加速は5秒、最高速は210km/hだ。オプションで「パフォーマンスパック」を設定する。2個のモーターは、最大出力が517hp、最大トルクが92.8kgmに引き上げられる。0~100km/h加速は4.7秒だ。

パフォーマンスパックは、専用チューンのエアサスペンション、専用の22インチ鍛造アルミホイール、「スウェディッシュゴールド」のアクセントが特長になる。全車に搭載される400Vのリチウムイオンバッテリーは、蓄電容量が111kWh。1回の充電での航続は、最大610km(WLTPサイクル)に到達する。

◆LiDAR搭載車はパルスレーザー信号を利用して物体の位置を正確に検出

ポールスター3にはLiDAR搭載を設定する。このLiDARは、ルミナー社が供給する。同社は、自動運転車向けのコアセンシング技術を開発する米国のスタートアップ企業だ。パルスレーザー信号を利用して物体を検出するLiDARなどを手がける。LiDARは、自動運転車に信頼性の高い長距離認知機能を与え、複雑な交通環境や高速走行時にも安全に誘導できるようにする技術として、重要という。

ルミナーの技術は、高性能のLiDARセンサーをベースにしている。数百万パルスのレーザー光を発し、実際の環境を3Dスキャンすることで、物体の位置を正確に検出する。これにより、インターネット接続を必要とせずに、一時的なリアルタイムの地図を作成する。

ルミナーの検知技術は、自動運転ソフトウェアとカメラ、レーダー、ステアリング、ブレーキ、バッテリーなどの機能のバックアップシステムと組み合わせて使用される。これらを組み合わせることで、高速道路で安全に自動運転機能を利用することができるようになる、としている。

《森脇稔》

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