日本ミシュラン社長「新しいレストランをタイムリーに公開できる」…ミシュランガイド公式アプリを発表

左から日本ミシュランタイヤの本城征二執行役員、須藤元社長、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏
左から日本ミシュランタイヤの本城征二執行役員、須藤元社長、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏全 3 枚

ミシュランの日本法人である日本ミシュランタイヤは4月17日、東京・日本橋のイベントホールで記者会見を開催し、ミシュランガイドの新サービスを発表した。それは公式アプリで、無料でダウンロードでき、世界中のおいしい店などが検索できるというものだ。

「ミシュランガイドのデジタル化により、新しいレストランをタイムリーに公開することができるようになった。これは書籍ではかなわなかったメリットだ。モバイルアプリで最新情報を携えて、ミシュランガイドの新たな活用を始めてほしい」と須藤元社長は話す。

ミシュランガイド公式アプリはすでに英語圏では2021年10月からサービスが開始されていて、多くのファンに利用されているという。その日本語版がこの4月14日から登場したわけだ。

ミシュランガイド事業部の本城征二執行役員によると、公式アプリはミシュランの調査員が選んだ37カ国約1万6200軒のレストランと、120カ国の約6000軒のホテルを検索でき、予約も可能だという。

しかも、書籍と違って随時新たなレストランが紹介され、調査員のコメントなどが掲載されている。星やビブグルマンなどの評価はまだつかないが、調査員のおすすめのレストランとのことだ。さらに、自分が行った、あるいは行きたいレストランやホテルをお気に入りとして登録でき、自分だけのミシュランガイドも作成できる。

「ユーザーや、飲食店・レストランに新たなおすすめを頻繁にお届けし、楽しみを創出する機会を増やして、ミシュランガイドのファンを増やしていきたい」と本城執行役員は公開アプリに期待を寄せる。

昨年10月の水際対策緩和されてから国内旅行をする人も増え、インバウンド客も徐々に増えている。2月のインバンド客は2019年比で約57%、147万人まで回復してきているという。先日、筆者が山梨県吉田市にある新倉富士浅間神社を訪れたら、多くのインバウンド客を見かけた。ここは、富士山、五重塔、桜が一枚の写真の納められるとして、外国人に人気があり、その写真を撮るために200人以上の外国人が列をなしていた。

「外出規制という暗く長いトンネルをようやく抜け、ゴールデンウィークを控え、お出かけにふさわしい時期がやってきた。ミシュランガイドは今後も時代の声に応え、みなさまのお出かけ前から、移動中、移動先の楽しみを継続してお届けしていく」と須藤社長は話していた。

《山田清志》

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