ロボットがカフェラテを淹れてくれるパドック裏

DOBOT Audi R8 LMS
DOBOT Audi R8 LMS全 20 枚

SUPER GT第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』が16日、開催された。岡山国際サーキットのパドック裏では、協働ロボットがカフェラテを淹れてくれるデモンストレーションが行われた。

GT300クラスの6号車Team LeMansが走らせる、DOBOT Audi R8 LMSのボディサイドにはロボットアームの絵が描かれている。

これは中国の協働ロボットなどを開発する「DOBOT(ドゥーボット)」社のCRシリーズと呼ばれるロボットアームだ。DOBOT社と日本正規代理店のアスカ株式会社が縁をとりもち、Team LeMansとコラボレーションすることになった。

協働ロボットと呼ばれるこのロボットアームは、人とロボットが協働で作業などを行うために開発されている。ロボットアームの近くで人が作業を行い、何かの拍子にロボットと接近しそうになった時に、センサーで接近を感じ取り衝突を回避させる、セーフスキン機能を備えているのが特徴だ。細かいパーツをピックアップする機能やアセンブリ、スプレーや締め付けなどアームの先端に取り付けるクランプの種類、プログラミングを変更することで多くの作業をこなせる。

このロボットをピットウォークやキッズウォーク時にピットにもちこみ、ドライバーと一緒にアウディの旗を振り愛嬌を振りまいていた。

パドック裏では『DOBOT CAFE』を展開し、ロボットアーム2台が協調制御でラテアートを描くというデモンストレーションを行った。1台がミルクを攪拌し、もう1台がコーヒーを入れる。そこで絶妙なバランスと細かい動きをすることで、4種類のラテアートを描きDOBOT CAFEを訪れた人にカフェラテを提供していた。

DOBOT社のロボットアームは製造、商業、医療、教育向けに全知覚ロボットソリューションを提供しており、自動車産業などにも取り入れられている。DOBOTの知名度をアップさせるため Team LeMansへのサポートも行っていくという。

このカフェラテアートを描くデモンストレーションは、今シーズンのスーパーGT会場のうち何戦かで行う予定だという。Team LeMansのSNSや、DOBOT正規代理店であるアスカ株式会社のSNSで情報発信を行っていく予定だ。

《雪岡直樹》

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