京成電鉄(京成)、新京成電鉄(新京成)、北総鉄道(北総)は4月24日、列車無線のデジタル化を完了したと発表した。
京成では1969年、北総では1979年、新京成では1983年から列車無線を使用してきたが、アナログ方式では雑音の混入による通話品質の悪化や通話の輻輳、市販受信器による傍受といったことが問題となっており、首都圏においては列車の高密度化で、アナログのままではトラフィック増に対応しきれない側面もあった。

一方、デジタル方式ではアナログ方式に比べて周波数帯域は広がるものの、通話チャンネルを効率よく増やすことが可能になるためトラフィック増にも対応でき、かつ、周波数の有効利用にも寄与できるという特徴がある。

3社では4月22日にデジタルへの完全移行を果たしており、「異常時対応等のさらなる迅速化を図ります」としている。