マセラティ『グラントゥーリズモ』新型に「トロフェオ」、550馬力ツインターボ搭載…上海モーターショー2023

0-100km/h加速3.5秒で最高速は320km/h

最新のマルチメディアとインフォテインメントを装備

スポーツカーのパフォーマンスと長距離走行に適した快適性の両立が目標

マセラティ・グラントゥーリズモ 新型の「トロフェオ」(上海モーターショー2023)
マセラティ・グラントゥーリズモ 新型の「トロフェオ」(上海モーターショー2023)全 10 枚

マセラティは4月19日、2シーター2ドアクーペ『グラントゥーリズモ』(Maserati GranTurismo)新型の高性能グレード「トロフェオ」を、上海モーターショー2023に出展した。

◆0-100km/h加速3.5秒で最高速は320km/h

新型グラントゥーリズモの内燃エンジン搭載車には、新世代V6「ネットゥーノ」(Nettuno、ネプチューン)が採用された。すでにスーパーカーの『MC20』に積まれている3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンだ。

新型グラントゥーリズモには、高性能グレードのトロフェオが設定される。すでにトロフェオは、『グレカーレ』『ギブリ』『レヴァンテ』『クアトロポルテ』に用意されている。

新型グラントゥーリズモのトロフェオには、新世代の3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンのネットゥーノの高出力版を搭載する。最大出力は550hpに強化された。トランスミッションは8速AT。駆動方式はAWDとなる。0~100km/h加速3.5秒、最高速320km/hのパフォーマンスを可能にしている。

◆最新のマルチメディアとインフォテインメントを装備

マセラティ・グラントゥーリズモ 新型の「トロフェオ」マセラティ・グラントゥーリズモ 新型の「トロフェオ」

マセラティ・イノベーション・ラボで開発され、トリノのミラフィオーリの製造拠点で生産されるグラントゥーリズモ新型は、100%イタリア製。マセラティの全モデルに共通するコンセプト、「イタリアン・ラグジュアリー・パフォーマンス」を象徴しているという。

外装のデザインは、長いボンネットと4本のフェンダーが交差するボディ中央部をはじめ、マセラティの全てのモデルに共通するクラシックなプロポーションを踏襲している。ルーフラインはダイナミックに下がり、マセラティのアイコンの7トライデント(三叉槍)のロゴを配したピラーのカーブが強調されている。

新型グラントゥーリズモのインテリアには、「マセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)」の最新のマルチメディアシステム、最新のインフォテインメント、主な機能をタッチスクリーンのインターフェースに集約したコンフォート・ディスプレイ、デジタルクロック、ヘッドアップ・ディスプレイ(オプション)などを装備している。

◆スポーツカーのパフォーマンスと長距離走行に適した快適性の両立が目標

新型グラントゥーリズモは、75年前の1947年に登場したマセラティ 『A6 1500』 から始まったシリーズのストーリーに、新たな章を刻むモデルだ。A6 1500はマセラティ初の量産車で、デザインはピニンファリーナが手がけた。

新型グラントゥーリズモは、スポーツカー特有のパフォーマンスと、長距離走行に適した快適性を追求している。スポーティー、ラグジュアリー、コンフォートと、開発の初期段階から顧客の要望に焦点を当てることで、新型グラントゥーリズモは、スポーツ性能と長距離走行に適した快適性の両立を目指している。

新型グラントゥーリズモは、「The Others Just Travel(人生を彩る快適な旅)」をコンセプトに掲げる。このコンセプトを具現化し、マセラティの未来への前進を象徴するモデルに位置付けている。

《森脇稔》

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