ポルシェのスポーツEV『ミッションR』、マイクロソフトのゲーム Forza Horizon 5に収録

EVを使用したワンメイクシリーズの未来を提案

1088馬力ツインモーターで0-100km/h加速は2.5秒以下

ボディはCO2を削減する天然繊維の強化プラスチック製

室内カメラでエキサイティングなシーンをライブストリーム配信

ポルシェ・ミッションR
ポルシェ・ミッションR全 10 枚

マイクロソフトのレースゲーム「Forza Horizon 5」は4月22日、ポルシェのスポーツEVコンセプト『ミッションR』(Porsche Mission R)を、4月25日のアップデートを機に収録すると発表した。4月27日から、同車をプレイできるようになる。

写真:ポルシェ・ミッションR

◆EVを使用したワンメイクシリーズの未来を提案

ミッションRは、ポルシェの将来のモータースポーツについてのビジョンを提示した1台だ。最先端のテクノロジーと天然繊維を使った強化プラスチックなどの持続可能な素材を、レースへの情熱と組み合わせているという。

およそ30年前、ドイツで「ポルシェカレラカップ」が開始されて以来、ポルシェはおよそ5000台のカップカーを生産し、顧客に納入してきた。現在、世界中で多くのワンメイクカップシリーズが開催されている。

ミッションRは、EVを使用したワンメイクシリーズの未来が、どのようになるかを示しているという。

◆1088馬力ツインモーターで0-100km/h加速は2.5秒以下

ミッションRに組み込まれた2つの新開発の電気モーターは、フロントが最大出力435ps、リアが最大出力653psを発生する。予選モードでは、システム全体で最大出力1088psを獲得する。レースモードでの最大出力は680psとした。蓄電容量がおよそ80kWhのバッテリーと革新的な回生システムにより、パワーを失うことなくスプリントレースを可能にした、と自負する。

ミッションRのモーターは4輪を駆動し、0~100km/h加速は2.5秒以下で駆け抜ける。最高速は300km/h以上。サーキットでは、EVレーサーは現行のポルシェ911GT3カップと同じラップタイムを可能にするという。新設計された電気モーターとバッテリーセルのおかげで、ダイレクトオイル冷却システムが装備された。熱によるバッテリーの出力の低下を解消している。

また、900Vテクノロジーと最大出力340kWで急速充電できる「ポルシェターボチャージャー」により、レース中の15分の休憩時に、バッテリー容量の80%を充電できるという。

◆ボディはCO2を削減する天然繊維の強化プラスチック製

ミッションRは、プログレッシブなデザインに加えて、低い全高が特長だ。ポルシェのスポーツカーらしいボディラインを追求した。ポルシェのエンジニアとデザイナーは、セーフティケージとルーフパネルを組み合わせたカーボンルーフ構造を新開発した。ミッションRの全長は4326mmで、『718ケイマン』シリーズよりもわずかに短い。一方、全幅は1990mm、全高は1190mmと、718ケイマンに対して、ワイドで背が低い。

ミッションRには、ノーズセクションとリアウィングに「ドラッグ・リダクション・システム(DRS)」を備えた最新の「ポルシェ・アクティブ・エアロダイナミクス(PAA)」を採用する。これは、ノーズ部分の2つのサイドエアインテークに、3つのルーバーと、角度調整が可能なリアウィングで構成されている。

車体はCO2の削減と持続可能性に重点を置き、主に天然繊維の強化プラスチック(NFRP)製とした。基本素材は亜麻繊維で作られている。このエコロジー素材は、フロントリップスポイラー、ディフューザー、サイドスカートにも使用されている。

◆室内カメラでエキサイティングなシーンをライブストリーム配信

天然繊維の強化プラスチックは、ドアパネル、リアバルクヘッド、シートなど、ミッションRのインテリアにも広く使用された。

インテリアのデザインは、すべての要素がドライバーに焦点を当てている。ステアリングホイールに人間工学的に配置されたディスプレイには、レース中に関連データが表示される。ステアリングコラムの上のモニターには、サイドミラーカメラと中央のバックミラーカメラからの映像を表示する。たとえば、シートの右側にあるタッチディスプレイを使用して、ドライバーの生体認証データを呼び出すことができる。室内にある多くのカメラを使用して、エキサイティングなシーンをライブストリームで配信することも可能だ。

ミッションRにより、ポルシェはこれまで以上にリアルレースとバーチャルレースを近づける。同じ形式のモノコックのドライバーモジュールは、eスポーツシミュレーターとしても機能する。カーボンファイバー複合素材で作られた安全構造は軽量で、ドライバーに高い保護性能を提供し、独特の外観を持つ、としている。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『シエンタ』次期型は2027年登場か---新開発1.5Lエンジン搭載
  2. 電動軽トラ、フォロフライ「FKT」受注開始…航続225km・急速充電1時間
  3. フェラーリ・ポルシェなど7種のエンジン音を愛車で体感!「サウンドレーサーX」9月下旬に再販へ
  4. 【マツダ CX-5 新型試乗】「乗り心地」と「静粛性」は格段に進化、ここまで良くなっているとは…中村孝仁
  5. 8月の車名別ランキング、ホンダ『N-BOX』首位、ダイハツ『ムーヴ』9位後退[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. ams OSRAM、CMOSイメージセンサー事業を米インディー・セミコンダクターに売却…AIフォトニクス・ARに集中
  5. 6歳でも150cmでもない?「ジュニアシート卒業」を見極める“5つのステップ”とは【岩貞るみこの人道車医】
ランキングをもっと見る