誰でも最初は初心者、基礎から応用までバイクの乗り方を解説

『ライディング事始め』新装版
『ライディング事始め』新装版全 3 枚

『ライディング事始め 新装版』
著者:村井真(むらい・まこと)、つじ・つかさ
発行:グランプリ出版
定価:1540円
ISBN978-4-87687-401-9

【画像全3枚】

初版以来35年で36刷のロングセラー。改定された法律や規則など中心に更新して刊行する、バイク乗りの不朽の入門書が再版された。

コロナ禍が終わりつつあり、バイカーにとって素晴らしい季節がやってきた。心地よい風を切りながらのツーリングは、何物にも代えがたい気持ち良さがあることだろう。

しかし、この境地に至る前、即ち初めてバイクにまたがってツーリングに出かけるときを思い起こすと、とても緊張したのではないだろうか。本書はこれから初めてバイクに乗ろうという人たちに対して、まずは安全に楽しく、そしてさらなる上達を目指すためのライディングを伝授。わかりやすいイラストと解説で、基本操作から装備の選び方、ツーリングでの心得、愛車のメンテナンスなどを紹介している。

特にイラストは秀逸だ。文章で読んでも理解が難しいものも、わかりやすいイラストや、別のものを例にとることで理解を促すようなイラストが挿入されているので、あ、こういうシーンで有効なのか、とか、こうすれば走りやすいのかなど、初心者はもとより、自己流のラインディングをしていた人も、ハッと気づくことが多くあるように感じられた。

多くのライダーにぜひ読んでもらいたい1冊である。

『ライディング事始め』新装版『ライディング事始め』新装版

本書は1987年刊行の同書の基本的な内容はそのままに、初版刊行後に改定された法律や規則などの部分を中心に更新し、カバー装丁を変更した新装版だ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『GT-R』をオリジナルアルミボディでカスタム、「R356」がふるさと納税の返礼品に…三重県明和町
  2. ランクル最小モデル登場!トヨタ『ランドクルーザーFJ』世界初公開、日本発売は2026年央頃に
  3. どうやって駅構内に運んだ?『クロスビー』改良新型のJR浜松駅搬入の裏側をスズキが公開
  4. 特装車メーカー「トノックス」、超小型モビリティ「クロスケ」など展示へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る