エンジンは生き残るために進化し、今後も進化し続ける

マツダ SKYACTIV-X エンジン
マツダ SKYACTIV-X エンジン全 3 枚

『進化するエンジン技術』
課題克服のための発想と展開
著者:ヤマハ発動機 元エンジン開発者 井坂義治
発行:グランプリ出版
定価:2640円
ISBN978-4-87687-404-0

【画像全3枚】

ヤマハによる世界初の7バルブエンジン開発に従事した著者が、エンジンの進化と今後の可能性をわかりやすく解説した書籍が刊行された。内燃機関の未来までも見据えた1冊である。

現在にいたるエンジン技術の進化は、先人のたゆみない努力によって蓄積され実現してきた。本書は、エンジン開発に長く携わってきた著者が、そこにどのような課題や技術的な意味があったのかを探りながら、新たな見方や知見を提供しつつ、これからのエンジンの可能性を多数の図版を収録して展望する、価値ある書籍といえる。

著者である井坂氏は二輪車初のV型4気筒エンジンの開発や世界で初めての7バルブエンジンの開発、吸排気制御装置の開発などを担当した、内燃機関のエキスパートだ。

そんな氏が最初に投げかけるのは、“エンジンは生き残れるか”というものだ。ここで氏は、“生き残るためにエンジンは進化した”とし、これまでの課題とその克服などを記すとともに、現在の課題にも触れる。そこからエンジンの様々な特性や2サイクルエンジンのデメリット、空冷と水冷の比較、果ては産業用小型エンジンにまで触れ、それぞれの特徴をわかりやすく説明。

また、マツダのSKYACTIV-Xや日産の可変圧縮比VCRなども解説されているので、最新テクノロジーの理解にも役立つものとなっている。

『進化するエンジン技術』『進化するエンジン技術』

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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