プジョー 2008 改良新型、表情一新…欧州で発表

プジョーの新しいシグネチャーライトを採用

全車に10インチのセンタータッチスクリーンを標準装備

EVの『E-2008』は航続が406kmに拡大

プジョー E-2008 改良新型
プジョー E-2008 改良新型全 10 枚

プジョーは5月4日、Bセグメントに属する小型SUV『2008』(Peugeot 2008)の改良新型を欧州で発表した。

写真:プジョー E-2008 改良新型

◆プジョーの新しいシグネチャーライトを採用

改良新型2008は、新型『508』と『508 SW』に続いて、プジョーの新しいシグネチャーライトを採用した2番目のモデルだ。

このシグネチャーライトは、3つの垂直な光の爪が特長で、フロントバンパーのグロスブラックのインサートと一体化している。この組み合わせは、2008の強い個性とSUVとしての堅牢なデザインを強調するものになるという。「GT」バージョンでは、3つのライトモジュールを使用したフルLEDヘッドランプの点灯時、3つの爪がさらに強調される。これにより、GTは他のグレードと区別され、独自のフロントエンドシグネチャーを獲得しているという。

全車のフロントには、新しいプジョーエンブレムが付く。よりワイドになり、ヘッドランプにつながる横方向のパターンが採用されている。

全車のリアには、新しいLEDテールライトを装備した。プジョーのリアを特長づける3本爪デザインが一新された。この3本の爪は、水平方向の2本のスラットを重ね合わせたもので、リアをワイドに見せる効果を発揮する。バックライトとウィンカーもLEDとした。

◆全車に10インチのセンタータッチスクリーンを標準装備

改良新型2008のインストルメントクラスターは、ステアリングホイールのすぐ向こうに配置された。上位グレードではデジタル式になる。

10インチのデジタルディスプレイは、新デザインで、GTバージョンでは3D表示も可能にした。ディスプレイの色、情報などのレイアウトは、ドライバーの好みに合わせて自由にカスタマイズすることができる。エントリーグレードでは引き続き、アナログ式のインストルメントクラスターを装備している。

改良新型2008の全車に、10インチのセンタータッチスクリーンが標準装備された。従来の7インチから大型化されている。このタッチスクリーンは、ラジオや通話機能、最新世代の「PEUGEOT i-Connect」や「PEUGEOT i-Connect Advanced」インフォテインメントシステムの操作に使うことができる。上位グレードでは、センタースクリーンにHDテクノロジーを導入した。センタースクリーンの下には、主要な機能に素早くアクセスできるように、ピアノキーをレイアウトしている。

「PEUGEOT i-Cockpit」の特長のコンパクトなステアリングホイールの中央には、新しいロゴを採用した。GTには、ステアリングリムの下側に新しいGTエンブレムが付く。ステアリングホイールには、マルチメディアシステムのコントロール、音量調整、ボイスコントロールが装備されている。

◆EVの『E-2008』は航続が406kmに拡大

改良新型では、EV版の『E-2008』がパワートレインをアップデートした。すでに『E-208』と『E-308』に搭載されたのと同じモーターは、最大出力が従来の136hpから156hpへ、15%強化された。バッテリーの蓄電容量も、50kWhから54kWhへと大容量化した。また、各部の効率化を追求することにより、1回の充電での航続も、従来の345kmから406km(WLTPサイクル)に拡大している。

改良新型E-2008の車載充電器は、あらゆる用途と充電ソリューションに対応できるようにした。標準で単相7.4kW仕様を装備しており、オプションで三相11kW仕様が選択できる。

バッテリー容量の20%から80%までの充電時間は、出力100kWの充電ステーションで約30分だ。住宅用のウォールボックス(出力7.4kW)では4時間40分、一般的なコンセント(出力3.2kW)では11時間10分、としている。

《森脇稔》

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