トヨタ 佐藤社長「お客の期待を裏切らないBEVをしっかりそろえていく」

トヨタ自動車の佐藤恒治社長
トヨタ自動車の佐藤恒治社長全 2 枚

トヨタ自動車の佐藤恒治社長は5月10日に開催された2022年度連結決算の会見で、電気自動車について「お客様の期待を裏切らないBEVをしっかりそろえていく」と述べた。

トヨタは2035年に新車のCO2排出量をグローバルで50%以上低減することを目標に掲げている。その実現のために、ハイブリッド車(HEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCEV)、そして電気自動車(BEV)など“全方位戦略”で、地域にあったソリューションを提供していく方針を崩していない。

ただ進展の速いBEVについて、「2026年の150万台」を一つの基準として、米国や中国を中心にラグジュアリー車から小型車、商用車まで10モデルのBEV投入を計画する。現在、BEVの販売については、米テスラがトップで131万台、中国のBYDが91万台でそれの続く。対してトヨタは3万7000台で、その販売台数を大幅に増やそうというわけだ。

「まずは商品のラインアップをしっかりそろえていくこと。足元ですでに数車種のBEVを投入しているが、市場の声もあり、さらなる商品力の改善をやっていくかということがポイントだと思う。特に航続距離や充電時間に対する改善の声をもらっている。それについては、従来以上にスピードを上げて商品力の向上を目指してすでに取り組んでいる」と佐藤社長は説明し、こう付け加えた。


《山田清志》

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
  5. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る