車両メーカーの牽引車も脱炭素化…リチウムイオンバッテリーで動く総合車両製作所の『ECOMO』

導入された総合車両製作所の新しい車両牽引車『ECOMO』。澄んだ青空をイメージした水色が1号機、春の芽吹きをイメージした黄色が2号機。
導入された総合車両製作所の新しい車両牽引車『ECOMO』。澄んだ青空をイメージした水色が1号機、春の芽吹きをイメージした黄色が2号機。全 2 枚

JR東日本グループの車両製造メーカーである「J-TREC」こと、総合車両製作所(横浜市金沢区)は5月11日、リチウムイオンバッテリーを使用した車両輸送用新型牽引車の使用を開始したと発表した。

J-TRECでは、新造した車両のほとんどをJR貨物への受渡し地点となる京浜急行電鉄・逗子線の神武寺(じんむじ)駅(神奈川県逗子市)付近へ牽引し出荷しており、従来は元上田電鉄の7200系(旧東京急行電鉄7200系)や神奈川臨海鉄道のディーゼル機関車だったDD5515が用いられていたが、いずれも50年近い経年に達しており、北陸重機工業製の新しい牽引車が導入されることになった。

この牽引車は脱炭素化を目指して、電気自動車と同じ大容量のリチウムイオンバッテリーを動力源としていることから『ECOMO』(Ecological-Mobilityの略)と命名。 車体色が水色と黄色になった2両が導入されている。

『ECOMO』のサイドビュー。JRのDD51形ディーゼル機関車に似た凸型。『ECOMO』のサイドビュー。JRのDD51形ディーゼル機関車に似た凸型。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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