自動運転の屋内テストも可能にする「インハウスダイナモ」…人とくるまのテクノロジー展2023

自動車のテストを大きく変える可能性を持つインハウスダイナモ
自動車のテストを大きく変える可能性を持つインハウスダイナモ全 3 枚

駆動力の評価テストでおなじみのシャシーダイナモに代わる新技術が「インハウスダイナモ」だ。専用の建屋が不要になるだけでなく、自動運転やADASのテストなど、新しい領域を開拓する可能性を秘めている。

◆パワステやADAS、自動運転のテストにも

パシフィコ横浜で開催中の人とくるまのテクノロジー展2023において、東洋電機製造(TOYODENKI)が開発中の「インハウスダイナモ」を展示した。自動車の走行機能テストで使用されてきたシャシーダイナモは床面を掘って据え付けるなど大規模な建築が必要で設置にかかる総コストが高く、一度設置すると移動もできない。

インハウスダイナモは、タイヤを外して代わりに装着する装置で、空間が限られた車両整備室でも使用できる。さらに2階や3階でも使用できるなど、走行機能テストの自由度を大きく広げることができる。冷却には水冷を使うことで、騒音値を70dBに抑えた。試験中でも車両が発する音を確認しやすくなる。

インハウスダイナモの利用イメージ

《根岸智幸》

編集者、ライター、メディアコンサルタント、ソフトウェアエンジニア 根岸智幸

ITと出版とオタクの何でも屋。グルメや女性誌や芸能やBLマンガもやりました。キャンギャルやコンパニオンの写真も撮ったりします。 ・インターネットアスキー編集長(1997-1999) ・アスキーPC Explorer編集長(2002-2004) ・東京グルメ/ライブドアグルメ企画開発運営(2000-2008) ・本が好き!企画開発運営(2008-2013) ・BWインディーズ企画運営(2015-2017) ・Webメディア運営&グロース(2017-) 【著書】 ・Twitter使いこなし術(2010) ・facebook使いこなし術(2011) ・ほんの1秒もムダなく片づく情報整理術の教科書(2015) など

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