「RS6セダン」?それとも次期型「RS7」? アウディ最強のPHEVセダン、プロト車両を初スクープ

アウディ RS7 次期型と思われるプロトタイプ車両(スクープ写真)
アウディ RS7 次期型と思われるプロトタイプ車両(スクープ写真)全 16 枚

アウディは現在、主力『A4』、『A6』、『A7』など主力セダン&ワゴン(アバント)次期型を一斉に開発中だが、ICE(内燃機関)を搭載する予定の「A6セダン」後継モデルをスクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。

スクープ写真:アウディ RS7 次期型と思われるプロトタイプ車両

アウディは、最新モデルより車種体系のスキームを整理するため改名を計画している。ICEを搭載するモデルは奇数の番号に、電気自動車(BEV)は偶数の番号になると伝えられており、ICE搭載モデルの「A4」は「A5」へ、「A6」は「A7」へとモデルの統廃合がおこなわれる。

今回捉えたプロトタイプは、フロントエンドは高性能ワゴン「RS6アバント」風のアグレッシブなエクステリアだが、残りの部分は現行A6セダンから引き継がれている。現在アウディはRS6にセダンを用意していないことから、このプロトタイプの存在は注目に値する。そして、A6の後継モデルはA7に統合されることから、このプロトタイプは「RS7」の次期型プロトタイプであると見ることができる。

よく見るとかなり厚めのフェンダーフレアがあり、車のトレッドが拡大されている可能性があることを示している。さらに充電ポート、帯電警告ステッカーも確認できることから、このモデルがプラグインハイブリッドであることが予想される。その他の注目すべきハイライトとして、RSモデルらしいアグレッシブなサイドスカートと、強力なブレーキシステムによってバックアップされた5本のスポークホイールが挙げられる。

後部カットからは、デュアルエキゾーストパイプがセンター近くに配置されていることがわかる。センター出しエキゾーストとは言わないが、通常のエキゾーストよりも明らかにスポーティだ。そのほか、標準のA6のもののように見える、長方形のトリムがコーナーにまだ残っていることからも従来型のボディを使用したテストミュールであることが伺える。

RS7次期型だとするならば、気になるのはやはりそのスペックだ。現行RS7のパワートレインは、最高出力621psを発揮する4.0リットルV8ツインターボチャージャーエンジンを搭載するが、次期型がPHEVなら、より多くのパワーを得ることは必然。ディメンションが近いポルシェ『パナメーラ ターボS Eハイブリッド』では、システム合計700ps、最大トルク868psを発揮するが、同レベルのスペックが期待できるかもしれない。

新しい車種体系の発表も含め、気になるモデルの一台だ。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  5. 「ミニプリウスになったな」トヨタ『アクア』改良モデルの「ハンマーヘッド」採用にSNSも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る