レクサス LC コンバーチブル、ディスプレイは12.3インチに…2024年型は6月米国発売へ

カスタマイズの「Bespoke Build」オプションを初設定

4層構造のソフトトップは15秒で開く

コンバーチブルは自然吸気の5.0リットル V8のみ

レクサス LC コンバーチブル の2024年モデル(米国仕様)
レクサス LC コンバーチブル の2024年モデル(米国仕様)全 10 枚

レクサス(Lexus)の米国部門は5月17日、最上位2ドアオープン『LCコンバーチブル』の2024年モデルを発表した。現地ベース価格は10万6350ドル(約1490万円)で、6月に発売される予定だ。

◆カスタマイズの「Bespoke Build」オプションを初設定

2024年モデルには、カスタマイズの「Bespoke Build」オプションを初設定する。ホイール、ルーフ、エクステリア/インテリアのトリムやカラーなどを組み合わせて、カスタマイズできる。

例えば、オールブラック仕上げの21インチ鍛造アルミホイール、ダーククローム仕上げのトリム、カーボン製スカッフプレート、ネックヒーターを設定。内装色には、ブラック、トーストキャラメル、ダークローズの3色に加えて、新たにホワイトとブルーを用意した。

また、2024年モデルには、12.3インチの高精細タッチスクリーンディスプレイを標準装備する。2つの新色として、ウルトラソニックブルーマイカ2.0とカッパークレストが追加されている。

◆4層構造のソフトトップは15秒で開く

レクサス LC コンバーチブル の2024年モデル(米国仕様)レクサス LC コンバーチブル の2024年モデル(米国仕様)

コンバーチブルのソフトトップは静粛性に配慮して、4層構造を採用した。さらに材質や質感を吟味し、シワの寄らない最適な張り具合にこだわって、クーペのような美しいルーフラインを目指している。

ルーフの開閉スピードとその動き方にもこだわり、開き始めと閉じる直前の動きをコントロールする。また、ルーフとトノカバーの動きを連動させ、優雅で自然な動きを追求するとともに、オープン時およそ15秒、クローズ時およそ16秒と、クラストップレベルの開閉スピードを確保している。

ルーフは走行時でも、速度が50km/h以下であれば開閉することができる。開閉作動中はメーター内にアニメーションで表示し、作動状況をドライバーに伝える。

◆コンバーチブルは自然吸気の5.0リットル V8のみ

レクサス LC コンバーチブル の2024年モデル(米国仕様)レクサス LC コンバーチブル の2024年モデル(米国仕様)

コンバーチブルには、ハイブリッドはラインナップされず、ガソリンエンジン車の「LC500」グレードのみだ。パワートレインは、5.0リットル V型8気筒ガソリン自然吸気エンジンで、米国仕様の場合、最大出力471hp/7100rpm、最大トルク55kgm/4800rpmを引き出す。10速ATの「ダイレクトシフト」との組み合わせにより、0~96km/h加速4.6秒、最高速270km/h(リミッター作動)の性能を可能にした。走行シーンに応じて駆動力をきめ細かく制御し、日常走行から限界域の車両コントロールまで、ドライバーの感覚に合う走りを狙った。

ドライバーが自然吸気V8の官能的なエンジンサウンドを、コンバーチブルで楽しめるように、吸気音をキャビン内に共鳴させるサウンドジェネレーターや、迫力ある排気音を演出する外装バルブを採用した。オープン走行時に、より気持ち良いサウンドに、こだわったという。

ブレースの配置や形状を追求し、リアサスペンションタワーブレースには形状自由度が高く、軽量かつ高剛性なアルミダイキャストを採用した。床下ブレースの採用やマグネシウム、アルミニウムなど軽量素材の最適配置により、高剛性と軽量化を両立する。ヤマハが開発した「パフォーマンスダンパー」を採用して、上質な乗り心地とドライバーの意図に忠実な優れた運動性能を追求している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る