VW『トゥアレグ』改良新型、専用内外装の「Rライン」登場…欧州で設定

ブラックが強調されたエクステリア

フロントグリルやバンパーのデザインを変更

ダッシュボード中央のタッチスクリーンは15インチ

フォルクスワーゲン・トゥアレグ 改良新型の「Rライン」
フォルクスワーゲン・トゥアレグ 改良新型の「Rライン」全 10 枚

フォルクスワーゲンは5月24日、ブランド最上位の大型SUV『トゥアレグ』(Volkswagen Touareg)の改良新型に、欧州で「Rライン」を設定すると発表した。

◆ブラックが強調されたエクステリア

Rラインでは、フロントアッパーグリルがブラック仕上げになり、中央にライトバーを配した。フロントバンパーグリルは、ブラックのメッシュパターンになる。リアバンパーの下側も、ブラックのメッシュパターン。アルミホイールは専用デザインとなる。

インテリアは、「R」のロゴ入りシートやステアリングホイールを装着した。表面に滑り止め加工が施されたアルミ製ペダルも装備されている。

改良新型のパワートレインは、内燃エンジンの場合、ガソリンターボ1機種、ディーゼルターボ2機種の3ユニットを用意する。すべてのエンジンに、8速ATとフルタイム4WDの「4 MOTION」を組み合わせている。

◆フロントグリルやバンパーのデザインを変更

フォルクスワーゲン・トゥアレグ 改良新型の「Rライン」フォルクスワーゲン・トゥアレグ 改良新型の「Rライン」

改良新型の外観は、フロントグリル、ヘッドライト、バンパーが変更されて、表情を一新した。リアのデザインもよりシャープになった。テールライトクラスターには水平方向に連続したLEDストリップが採用され、フォルクスワーゲンのロゴが組み込まれている。

改良新型のフロントには、新開発の「IQ.LIGHT HD」マトリックスヘッドライトと、左右のヘッドライトをつなぐ新しいLEDライトストリップを採用する。新開発のヘッドライトには、片側に1万9200個、左右合計で3万8400個のマイクロLEDが内蔵されており、夜間により安全に運転できるよう支援する。

マトリックスヘッドライトシステムは、インタラクティブな光のカーペットを前方の車線に投影する。この「車線灯」が、前方の車線を明るく照らすため、夜間の運転をより快適にする。たとえば、暗い高速道路で工事現場に遭遇しても、発見を容易にしているという。

◆ダッシュボード中央のタッチスクリーンは15インチ

フォルクスワーゲン・トゥアレグ 改良新型の「Rライン」フォルクスワーゲン・トゥアレグ 改良新型の「Rライン」

インテリアは、最新の「イノビジョンコックピット」を標準装備した。これは、デジタルコックピットとハイエンドインフォテイメントシステム「Discover Pro Max」で構成されている。車線も案内するナビゲーションや高解像度HD地図データなど、イノビジョンコックピットのさまざまな機能を改良新型はアップデートした。ダッシュボード中央のタッチスクリーンは15インチで、マルチファンクションステアリングホイールのスイッチでも各種操作が行える。最新のイノビジョンコックピットは、高解像度のHDマップデータによる正確なナビゲーションが特長になる。

また、標準装備のボイスコントロールも強化した。充電容量45W(従来は15W)のUSB-C接続により、スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなどの電子機器の充電を高速化した。さらに、顧客の声を反映し、インテリアの質感を向上させた。例えば、センターコンソールのトリムは従来よりも柔らかい素材となり、快適性を追求している。

改良新型では、スマートフォンによるアプリ統合や、「App Connect」を通じたApple「Car Play」とグーグル「Android Auto」が、ワイヤレスでも利用できるようにしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る