【ムーヴ vs N-WGN 比較】ムーヴはホンダの「N」シリーズを超えられるか?

ダイハツ ムーヴ(左)とホンダ N-WGN(右)
ダイハツ ムーヴ(左)とホンダ N-WGN(右)全 29 枚

◆比較する車種のプロフィール

両車ともに全高を1600~1700mm少々に設定した軽自動車のハイトワゴンだ。車内は広く、ファミリーカーとしても使いやすい。スーパーハイトワゴンと違って、スライドドアは装着されないが、価格は安く抑えられている。

【画像全29枚】

◆外観デザイン&ボディサイズ比較

ダイハツ ムーヴダイハツ ムーヴ

ダイハツ『ムーヴ』は水平基調のボディだが、フロントマスクなどには丸みも付けられ、柔和な雰囲気を感じさせる。

その点でホンダ『N-WGN』は、直線基調のデザインだ。フロントマスクも直立しており、スーパーハイトワゴンのN-BOXとの共通性も感じられる。全高はN-WGNが1675~1725mmで、ムーヴの1630mmよりも少し高く設定されている。

ホンダ N-WGNホンダ N-WGN

◆インテリア&居住性比較

ムーヴのインパネはオーソドックスなデザインで、誰が運転しても馴染みやすい。

その点でN-WGNは、上質感に重点を置き、インパネも上下方向に厚みがある。小柄なドライバーが運転席に座ると、少し圧迫感が生じるが、ボリューム感があって小型車に近い印象を受ける。

ダイハツ ムーヴカスタム(上)とホンダ N-WGNカスタム(下)のインテリアダイハツ ムーヴカスタム(上)とホンダ N-WGNカスタム(下)のインテリア

居住空間は両車ともに広い。後席の足元空間を比べると、N-WGNに余裕があるが、ムーヴも狭くは感じない。両車とも4名乗車に適する。

◆荷室などの使い勝手

ムーヴの後席は、左右に分割して前後スライドを行える。そのために乗員の体格や荷物の量に応じて、後席の片側だけを前寄りにスライドさせ、もう一方は後端に寄せて足元空間を広く確保できる。

ダイハツ ムーヴダイハツ ムーヴ

N-WGNのスライド機能は、左右一体型で分割できない。その代わり荷室の床が低く、ボードを使って棚のように上下2段に分けられる。後席の下側には、幅が約1mのトレイも装着され、傘や靴を収納できる。N-WGNは使い勝手を高める付加価値を充実させた。

◆運転のしやすさ比較

ダイハツ ムーヴカスタムダイハツ ムーヴカスタム

両車ともに外観が水平基調だから、前後左右ともに視界が良く、ボディの四隅も分かりやすい。売れ筋になる14インチタイヤ装着車の最小回転半径は、ムーヴが4.4mで、N-WGNは4.5m(2WD)だから若干大回りだ。

その代わりにN-WGNの運転席に座ると、ボンネットの手前側が少し視野に入る。車幅がさらに分かりやすい。

◆走行性能&乗り心地比較

ホンダ N-WGNホンダ N-WGN

売れ筋になるノーマルエンジンの場合、実用回転域の駆動力は、N-WGNに若干の余裕がある。走行安定性と乗り心地も、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)の長いN-WGNが有利だ。

◆おすすめユーザー

N-WGNとの比較でいえば、ムーヴは後席の左右分割スライド機能などが備わるから、一般的な使い勝手を重視するユーザーに適する。

ムーヴに比べるとN-WGNは、棚状に使える荷室、後席の下に装着されたワイドなトレイに特徴がある。N-WGNの個性的な機能に注目して選ばれている。またN-WGNは、2019年の登場とあって設計が新しい。安全装備や運転支援機能の先進性を重視するユーザーにもピッタリだ。

◆おすすめグレード

・ムーヴ:X・SAIII(129万8000円)
・N-WGN:L(139万9200円)

《渡辺陽一郎》

渡辺陽一郎

渡辺陽一郎|カーライフ・ジャーナリスト 1961年に生まれ、1985年に自動車雑誌を扱う出版社に入社。編集者として購入ガイド誌、4WD誌、キャンピングカー誌などを手掛け、10年ほど編集長を務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向した。「読者の皆様に怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ピックアップトラックの荷台に、積載型キャンピングキャビン「INFINITY 01」発表…Moon Star Export
  2. スズキ、『ジムニー シエラ GOZEL』初公開へ…6月14日「ジムニーサンライト2026」
  3. 日産『プリメーラ』、EVで約20年ぶりに復活…フィリピンモーターショー2026
  4. 8月から車検が変わる…ヘッドライトの「黄ばみ」に注意! DIYよりプロに相談
  5. ホンダ『シビック』など3万6000台以上をリコール…走行中にエンジン停止のおそれ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. インモールドコーティングコンソーシアム設立、型内塗装の国内普及めざす…武蔵塗料と岐阜多田精機
  3. ダイフク、520億円の成長投資でマザー工場再開発とドイツ企業買収…2030年に売上高1兆円へ
  4. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
  5. 中国勢にも対抗する競争力のあるSDV開発に必要なものとは…アステモサイプレモス 木村篤仁氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る