栃木県宇都宮市は6月2日、芳賀・宇都宮LRTの開業日を8月26日に決定したと発表した。
同LRTは優先整備区間とされるJR宇都宮駅東口(栃木県宇都宮市)と芳賀・高根沢工業団地(栃木県芳賀町)を結ぶ路線で、これまで路面電車がなかった地域に開業する初の軌道法適用路線となる。宇都宮市と芳賀町が軌道整備事業者、宇都宮ライトレールが軌道運送事業者となる公設型上下分離方式で運営され、愛称は「ライトライン」。
全長約14.6kmのうち、約9.4kmが併用軌道、約5.1kmが専用軌道で、軌間は1067mm。全線が複線で19の停留場が設けられる。
6~23時台にピーク時は約6分間隔、オフピーク時は約10分間隔でワンマン運行され、全線の所要時間は約44分(快速の場合、約37~38分)。全列車がワンマン運転で、運賃は対距離制で150~400円。平日1日あたりの利用者数を約1万6300人と見込んでいる。

開業当日は宇都宮駅東口停留場で発車式が開催されるが、開業を前にした7月29日には清陵高校前停留場付近の往復約2kmの線路上を歩く「ライトラインレールウォーク」が開催される。
対象は小学生以上の宇都宮市および芳賀町の在住・在勤(在学)者で、当日は9時30分~11時25分、10時30分~12時25分、14時30分~16時25分、15時30分~17時25分の4回開催され、各回35人を募集する(1組4人まで)。参加は無料。
申込みは7月5日まで芳賀・宇都宮LRTの公式ウェブサイトで受け付ける。申込み多数の場合は抽選となる。
