Vol. 2:いざ納車! 乗ってみたら予想外の発見ばかりで驚いた…7万円で軽を買う

7万円の軽自動車を買ってみた!
7万円の軽自動車を買ってみた!全 13 枚

購入検討時に車体を見たりエンジン掛けてみたりとしたけれど、納車されて運転してみないと分からない事があるんだなと改めて実感。たまたま今回は良い方の予想外だったのだが、悪い方に出ることもあるだろう。中古車選びは保証も含めてしっかりと考える事をオススメする。

◆いざ納車。そこで分かった予想外の機能たち

2008年式スズキ・ワゴンR。傷や凹みは目立たないけれど艶の無いパープル?という感じ2008年式スズキ・ワゴンR。傷や凹みは目立たないけれど艶の無いパープル?という感じ

車検と納車が立て込んでいるからちょっと時間かかりますよ、とも言われていたので特に気にすること無く連絡を待っていた。実際には契約してから納車まで約10日ほどかかり、どちらかというと遅い方なのかもしれないが、個人経営の中古車屋、店主一人の店なのでそこは仕方が無い。納車日も決まり、仕事の都合も考えて数日後に引き取りに行き、納車当日はそのまま洗車場でクルマを洗うつもりだったのでバケツに洗車グッズを詰め込み歩いて中古車屋へ向かう。購入したスズキ『ワゴンR』と対面すると、まず目に入ったのが軽自動車の証である黄色いナンバー。初の軽自動車購入と言うことで無駄にテンションが上がっていた。購入した店舗はコストカットの為に納車前の洗車は行わないと聞いていたので汚れていても全く気にせず鍵を受け取って洗車場へ向かいクルマを洗ってみる。

ボディは触るとザラザラだけれどクリアの剥がれなどは見られないボディは触るとザラザラだけれどクリアの剥がれなどは見られない

改めてクルマをぐるりと見てみると、最初に見た通り大きな傷や凹みは見当たらない。洗車場まで15分ほど運転もしてきたけれど、問題無く真っ直ぐ走るし、足回りもちゃんと動いてる。変なガタピシ音もなくアクセル/ブレーキ共に問題は感じられない。走行距離はそこそこ走っているけれど、大きな問題は“今のところは”無いなと思えた。そして実際に運転してみて予想外の事がいくつかあったので書いてみる。

1:オートライトが付いていた

確実に後付けパーツであろうオートライト機能。反応も良く重宝する確実に後付けパーツであろうオートライト機能。反応も良く重宝する

今どきのクルマには当たり前に付いているオートライトだけれど、2008年式の軽自動車には当然付いていないだろう。ライトの全点灯の所に“AUTO”とシールが貼ってあって暗くなったら実際に作動した。

2:ドアロックするとミラーが自動で畳まれる

地域的に駐車場の幅が広い事が多いので絶対に必要では無いけれど、キーロック連動ミラーはマナー的にありがたい。そしてリバース連動で下に下がるのは予想外で驚いた地域的に駐車場の幅が広い事が多いので絶対に必要では無いけれど、キーロック連動ミラーはマナー的にありがたい。そしてリバース連動で下に下がるのは予想外で驚いた

たぶんこれも後付けなんだろうなと。この時代の軽自動車には付いていなかった気がする。

3:助手席側のサイドミラーがリバース連動だった

洗車場へ入れるときにバックしたら“ウィーン”って音が聞こえたので何かと思ったら助手席側のサイドミラーが下を向いていて、パーキングに入れてしばらくすると自動的に定位置へ戻ってくれる。特別必要性は感じないけれど、悪くはないのかなと。

4:走行中の自動ドアロック&パーキング入れると自動ドアロック解除

自動ドアロック&解除は純正なのか後付けなのか分からないが、ちょっと懐かしい気持ちにさせてくれた機能だ自動ドアロック&解除は純正なのか後付けなのか分からないが、ちょっと懐かしい気持ちにさせてくれた機能だ

昔の昔は走り出して30km/hだかを越えると自動的にドアロックされていた気もする。2008年がどうだったかは覚えていないけれど……。便利でも不便でも無いが、ただ驚いた。そして停車してパーキングに入れるがハザードを付けると勝手にドアロックが解除される事でさらに驚いた。これが純正なのか後付けなのかは分からないが。

なんて事が納車されてから発見した予想外の事。少なからず機能性を上げる後付けパーツを装着しているので前オーナーは日常的に使っていたのかなと思えた。タイヤの前後が違うメーカーだったことにはちょっとガッカリしたけれど。

◆経年劣化を感じる車体に何が出来るのかを考える

洗車場で泡をかけたら戦闘開始。いかに綺麗に洗い残し無く擦れるかの勝負となる洗車場で泡をかけたら戦闘開始。いかに綺麗に洗い残し無く擦れるかの勝負となる

せっかく洗車場にしたのだからクルマを綺麗にしてみる。洗車場での洗車って凄く難しいと感じるのは自分だけなのであろうか? とにかく慌ただしく急いでやらないと高圧洗浄機は待ってくれない。準備万端にしてからお金を入れてスタート。ここからはまさにタイムアタック状態で洗車をしていく。まずは高圧洗浄でホコリや汚れを洗い流し、泡をクルマ全体にかけて一旦ストップ。次の高圧洗浄までの時間は5分だったので必死に車体をスポンジで洗っていくのだが、このとき初めて軽自動車って小さいんだなと実感。若干時間が余った状態で再度高圧洗浄機をスタートさせる。

リアスポイラーは塗装が劣化してかなり目立つムラになっていたリアスポイラーは塗装が劣化してかなり目立つムラになっていた

泡を洗い流した後にクルマを拭きあげ場へ移動して吸水タオルで拭いたけれど……、経年劣化でクルマ全体が曇って見えるのが残念。基本的にこのクルマはDIYで色々とやっていきたいと思っていて、さてどうしたものかな、と考えながら帰り道を運転していると思い出した事がある。取材で行ったイベント会場でチラリと見ただけなのでハッキリとは覚えていないが、自宅へ戻り改めてリサーチしてみると自分でも出来るかもしれない! と、謎な自信が生まれたので後日実行することにした。何をしたのか、結果どうなったかは次回で紹介することにする。

《藤澤純一@Mycar-life》

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