これが最後のエンジン搭載車か、VW『ゴルフ8.5』はどこまで進化する?

VW ゴルフ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)
VW ゴルフ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)全 16 枚

VWは現在、欧州Cセグメントのベンチマークである『ゴルフ』改良新型の開発に着手しているが、その市販型プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。

【画像全16枚】

現行型となる8代目は2019年にデビューしており、これが「8.5」世代への大幅改良となる。VWは2033年にEV専門ブランドへ移行することが決定しており、これが最後のICE搭載ゴルフとなる可能性が高い。

◆「ゴルフ8.5」市販ボディでついに登場!

VW ゴルフ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)VW ゴルフ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

2022年9月にも、改良新型プロトタイプが目撃されたが、従来のボディを使ったテストミュールだった。今回は最終コンポーネントを装備した市販型ボディだ。しかもカモフラージュは軽く、フロントマスクには、よりスリムでアグレッシブになったヘッドライトが装着されている。また『ID.3』と似たインテークを備えた、シャープなフロントバンパーなどが確認できる。

リアエンドでは、テールライトの内部のグラフィックが変更され、全体像が丸いイメージに。フロントフェンダーにが充電ポートを配置され、テールゲートに「eHybrid」のバッジを装備していることから、PHEVパワートレインを搭載していることがわかる。

VW ゴルフ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)VW ゴルフ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

キャビン内でも大きな変化が起こりそうだ。最新の『ID.7』と同じ15インチサイズの大型の自立式インフォテインメントタッチスクリーンによって占められているほか、ステアリングホイールの静電容量式タッチボタンを廃止し、従来のコントロールに戻している。下位グレードにはID.3のような小型の12インチスクリーンが搭載される可能性があるが、それでも現在のゴルフの10インチディスプレイよりも大きくなる。

改良新型では、VWグループで広く使用されている「MQB Evo」アーキテクチャーの進化系を採用。マイルドハイブリッドの1.0 eTSIと1.5 eTSIには小規模なアップデートが行われるが、おそらく出力は維持されると予想される。またPHEVでは、最高出力272psを発揮し、最大100km(62マイル)のゼロエミッション航続を可能にするアップグレードされたパワートレインを得るだろう。

ゴルフ改良新型のワールドプレミアは、2024年内と予想される。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. 「息を呑むような美しさ」マツダ『VISION X-COUPE』に熱視線! 新時代のクーペ像にSNSでは期待の声
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. ポルシェ『カイエン』新型、11月19日世界初公開へ
  5. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る