ダイレクトカーズの「トリップ3 プレミアムエネルギー」は1105Wという業界最大のソーラーパネルを設置したキャブコン。太陽光による電力供給力に優れる点から、防災意識の高い静岡県の「ふじのくにキャンピングカー&アウトドアショー2023」では話題となった。
トリップ3 プレミアムエネルギーは、前述のソーラーパネルのほか2000Wのインバーターや4つのリチウムイオンバッテリー、C-TEK走行充電などを組み合わせた「HI パフォーマンスハイブリッドシステム」が最大の特徴。クーラーと電子レンジの同時使用が可能なほどの電源供給量を誇る。
室内はベース車両のトヨタ『カムロード』のボディを活かし、エアコンや電子レンジ、148Lの冷蔵庫、2口コンロ、温水シャワー、トイレなど車中泊に必要なアイテムをフル装備。32型のテレビなども備え、贅沢感溢れるものとなっている。
就寝スペースはバンクベッドが1980mm×1360mmで2人就寝、対座式ダイネットを展開したベッドは1650mm×1040mmのセミダブルサイズ、リアベッドは上段が1870mm×780mm、下段が1870mm×1170mmで上段には落下防止柵が設けられている。
キャブコンというとエクステリアはホワイトやクリーム色を基調とし、ベースのトラックまたはバンの雰囲気が残ったものが多いが、展示車はブラック一色でまとめ、バンパーガードなどを付けることで、商用車感を排除。スタイリッシュな見た目に「このクルマ、ベースは何?」と尋ねる人の姿も見られた。