免許返納は70代が最多、身体能力の衰えを自覚…イード調べ

何歳で免許返納?
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イードが運営するカーライゼーションは、親の運転免許の返納事情に関するアンケート調査を実施。免許返納は身体の衰えを自覚する70代が多いことが明らかになった。

カーライゼーションは「車」を通して、理想の未来を実現するためのきっかけをユーザーに提供する情報サイト。今回、「何歳で免許返納?」というテーマで、60歳以上の親を持つ男女472人にアンケート調査を実施した。

調査結果によると、親の年齢は「65~69歳」(24.6%)が最も多く、次いで「70~74歳」(22.2%)。全体の半数以上を65~74歳が占めている。親の現在の職業については「専業主婦・無職」(57.0%)が過半数。65歳以上の親が多いことから、定年退職後の人も多いようだ。親が乗っている車両については、9割以上が「車」(95.8%)と回答。バイクや原付よりも、他の人や荷物も乗せられる車を選ぶ親が多いようだ。

◆返納した親はわずか4.2%

免許証については95.8%が「返納していない」と回答。返納した親はわずか4.2%とうい結果となった。誰の意志で返納した/返納しなかったかを尋ねたところ、最も多かったのは「親の意思で返納していない」(79.7%)で、「親の意思で返納した」(13.6%)が続いた。返納した年齢については「70~74歳」(6.4%)がトップ。2位は「75~79歳」(4.0%)だった。免許返納の理由については「身体能力の低下」(6.1%)が1位。70代で身体能力の低下を感じた親が多いことがわかる。

子どもの意思で返納させた時、親にはどう伝えたか?」という問いでは、「事故を起こしては取り返しがつかない」(2.8%)が1位。事故を起こす可能性が高いと判断した子が親に伝え、納得して返納したケースが多いようだ。また、「親に返納するよう伝えた際、渋っていたか?」という質問には、15.5%が「渋っていた」、8.1%が「渋っていなかった」と回答した。

次に免許を返納していない親を持つ子どもに「親はどのくらいの頻度で車に乗っているか?」を尋ねたところ、1位が「週1」(22.5%)、2位は「週7」(21.4%)。「週8以上」も6.8%おり、車が無くてはならないものである親も多いようだ。車を使う理由については、トップが「買い物」(43.2%)。毎日の買い物に車を利用している場合、免許返納が難しいと感じる人も多いかもしれない。

◆返納時期を決めていない人が72.2%

「何歳まで乗る予定か?」という質問では、72.2%が「分からない」と回答。返納時期を決めている人では、1位が「80~84歳」(3.8%)、2位が「75~79歳」(3.6%)。その理由については、「分からない」64.7%を除いて、「公共交通機関がなく車がなく不便でなるべく利用させたい」(7.0%)が1位だった。返納後の代替となり得る交通手段については、1位が「バス」(24.8%)、2位が「タクシー」(21.2%)だった。

最後に60歳以上の親を持つ子どもたちに「何歳まで車に乗る予定か?」と尋ねたところ、最も多かったのは「70~74歳」(33.9%)、続いて「75~79歳」(25.2%)。半数以上の人が、80歳までに免許返納を考えているようだ。

《纐纈敏也@DAYS》

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