メルセデスベンツの小型電動ミニバン『EQT』欧州発売、航続は282km

冷却ルーバーを備えたブラックパネルグリル

両側スライドドアが後席へのアクセス性を高める

バッテリーの8割の容量を38分で充電可能

メルセデスベンツ EQT
メルセデスベンツ EQT全 10 枚

メルセデスベンツは5月31日、新型コンパクトEVミニバン『EQT』(Mercedes-Benz EQT)を欧州市場で発売した。ドイツ本国でのベース価格は、4万9444ユーロ(約740万円)と発表されている。

写真:メルセデスベンツ EQT

◆冷却ルーバーを備えたブラックパネルグリル

メルセデスベンツ EQTメルセデスベンツ EQT

EQTは、内燃エンジンを搭載する『Tクラス』のEVバージョンだ。EQTのフロントには、Tクラスとは異なり、中央のスリー・ポインテッド・スターの横に、冷却ルーバーを配したブラックパネルグリルが装備された。これにより、新世代EVの「メルセデスEQ」ファミリーの一員として認識できる表情を演出している。

EQTでは、バランスの取れたプロポーションや、線を減らした官能的な表面デザインが特長という。筋肉質なショルダー部分などが、力強さやエモーショナルな魅力を強調している、と自負する。

小型のEVミニバンは、コンパクトなボディサイズに充分なスペースを兼ね備えている。スポーティでエモーショナルなデザインと、広々として多彩なアレンジが可能なインテリア、実用的な両側スライドドアを備えている。同時に、バッテリーをアンダーボディに配置することにより、重心が低くなり、内燃エンジンを搭載した Tクラスとほぼ同じ使い勝手と機能性をインテリアに持たせている。

◆両側スライドドアが後席へのアクセス性を高める

メルセデスベンツ EQTメルセデスベンツ EQT

EQTのボディサイズは全長4498mm、全幅1859mm、全高1819mmだ。内燃エンジンを積むTクラス(全長4498mm、全幅1859mm、全高1811mm)と比較すると、全高が8mm高い以外は共通となる。

Tクラスと同様に、EQTには、ファミリー層やアクティブ志向のユーザーに向けて、毎日の生活を楽しく快適にする多くの装備を採用している。

荷室は、561mmの地上高によって重量物の積載を容易にした。幅614mm、高さ1059mmの開口部を備えた両側スライドドアが、後席へのアクセス性を高めている。後席の乗員、とくに子どもは、狭い道路や駐車スペースでも、すばやく安全に乗降できるという。後席を折りたたむと、フラットで広い荷物スペースが生まれる。リアのベンチシートには、チャイルドシートを3個設置することができる。

◆バッテリーの8割の容量を38分で充電可能

EVパワートレインのモーターは、最大出力122hp、最大トルク25kgmを発生する。バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は45kWh。このバッテリーは、リアアクスル前方のアンダーボディにレイアウトされた。これにより、万一の衝突時、バッテリーが衝撃から保護される設計とした。

EQTには、自宅や会社、外出先の充電ステーションなどで充電するために、出力22kWで交流(AC)充電を行うチャージャーを車載化している。直流(DC)の急速充電ステーションでは、高電圧バッテリーのSoC(充電状態)と温度に応じて、さらに高速で充電できる。また、出力80kWのDC急速充電器が装備されており、バッテリーの8割の容量を38分で充電できる。

EQTの充電ソケットは、フロントグリルのスリー・ポインテッド・スターの下に設置されている。都市部の狭い駐車場で充電する場合に、実用的で便利という。また、EQTにはACとDC充電用に、CCS(コンバインド・チャージング・システム)充電プラグとCCS 充電ケーブルが標準装備されている。1回の充電での航続は、最大282kmに到達する。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『スカイライン』新型が12月公開へ! 開発期間を半減、“日産復活の象徴”はどうなる?
  2. 【ホンダ スーパーワン】CMFで“刺激”表現、『N-ONE e:』との同時開発だからこそできた差別化とは
  3. トヨタ『ノア/ヴォクシー』次期型は新開発エンジン搭載のHEVに…土曜ニュースランキング
  4. ホンダ『WR-V』が2027年に大幅改良か? 新顔デザイン採用、待望のハイブリッド追加も!
  5. ボルボ『XC40』が表情一新、AIアシスタント「Gemini」搭載と安全技術を強化…欧州発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  2. タイ矢崎電線のアルミ新工場がタイに完成、生産量3倍に増強…送配電網・自動車向けに対応
  3. ボッシュ、大型商用車事業の売上倍増へ…IAA TRANSPORTATION 2026
  4. スカニア、中国で新事業開発組織「VNBC」設立…電動・自動運転輸送を加速へ
  5. 全ての体格に対応する後席用新型シートベルト、ZFが2025年央発売へ
ランキングをもっと見る