『ジムニー5ドア』をインドで発売…全長は435mmプラス

ホイールベースはプラス340mm

堅牢なボディ・オン・フレームデザインは5ドアでも健在

内装の一部に一眼レフカメラのボディをイメージしたパターン

4WDに「ALL GRIP PRO」を採用

スズキ・ジムニー 5ドア(インド仕様)
スズキ・ジムニー 5ドア(インド仕様)全 10 枚

スズキのインド子会社のマルチスズキは6月7日、小型SUV『ジムニー5ドア』を発売した。現地ベース価格は、127万4000ルピー(約217万円)と発表されている。

◆ホイールベースはプラス340mm

スズキ・ジムニー 5ドア(インド仕様)スズキ・ジムニー 5ドア(インド仕様)

ジムニー5ドアの発売により、マルチスズキのSUVのラインアップは4モデルに拡充する。これにより、拡大が見込まれるインドのSUVセグメントにおいても、多様な選択肢を顧客に用意する。また、ジムニー5ドアはアフリカ、中南米などにも輸出する計画だ。

4代目ジムニーとして、初めてインド国内で発売するジムニー5ドアは、リアドアを設けた5ドア車だ。後席には専用のリアシートや内装を採用した。インドにおいても、顧客が求める本格的な四輪駆動車としての走行性能を備えるとともに、幅広い顧客がレジャーを楽しみ、ライフスタイルを表現するための道具として選べるデザイン、装備を採用している。

ボディサイズは全長3985mm、全幅1645mm、全高1720mm、ホイールベース2590mm。ジムニー『シエラ』の3ドア(日本仕様)と比較すると、全長は435mm、ホイールベースは340mm長い。全幅は同数値。全高は5ドアが10mm低い。

◆堅牢なボディ・オン・フレームデザインは5ドアでも健在

スズキ・ジムニー 5ドア(インド仕様)スズキ・ジムニー 5ドア(インド仕様)

ジムニーならではの堅牢なボディ・オン・フレームデザインは、5ドアでも健在だ。スクエアなボディプロポーションは、ドライバーに信頼感を与え、オフロードでは周囲をよりよく見渡せるようにした。

また、直立したAピラー、フラットなクラムシェルボンネットなど、強靭なボディフレームが、キャビンからの視界を確保し、オフロード走行を支援する。

さらに、ウォッシャー付きのLEDプロジェクターヘッドランプを採用した。最適化された角度のバンパーはホイールクリアランスを拡大し、機敏な操縦を可能にする、と自負する。細部にまでこだわったデザインは、フォルム、機能、革新性を兼ね備え、ドライビングエクスペリエンスを向上させるという。

◆内装の一部に一眼レフカメラのボディをイメージしたパターン

スズキ・ジムニー 5ドア(インド仕様)スズキ・ジムニー 5ドア(インド仕様)

インテリアは、ドライバーの集中力を高めるために、ミニマムなデザインとした。ベーシックなブラックを基調とし、機能的な要素を際立たせるシルバーのインサートを採用する。ダッシュボードとセンターコンソールは、オフロードで車体の傾きを最大限に意識できるようにデザインされた。

また、内装の一部には一眼レフカメラのボディをイメージしたパターンを採用し、小さな傷を目立たなくするとともに、反射を抑えた。広いトランクルームとリアの開口部によって、荷物の積み下ろしを簡単に行えるようにしている。

Apple「CarPlay」やグーグル「Android Auto」とのワイヤレス接続を可能にする9インチの「SmartPlay Pro+」を搭載する。高精細なディスプレイとプレミアムなサウンドを可能にしている。

◆4WDに「ALL GRIP PRO」を採用

3リンクリジッドアクスルサスペンション、ラダーフレームシャシー、4WDに「ALL GRIP PRO」を採用する。ローレンジトランスファーギア(4Lモード)を備えたALL GRIP PROは、2Hの2輪駆動から4Hの4輪駆動へ、スムーズにシフトチェンジが可能。さらに、4Lモードが、過酷なオフロード走行を支えるという。

パワートレインには、実績のある1.5リットル直列4気筒ガソリン「Kシリーズ」エンジンを搭載する。トランスミッションは、5MTまたは4ATで、アイドリングストップ機構を備える。最適なトルク配分と専用チューニングを施したトランスミッションにより、シームレスで爽快なドライビングを追求する。また、燃費性能は5MT車で16.94km/リットル、4AT車で16.39km/リットルを実現している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ワゴンは“古くて新しい”…今、面白い車とは?
  2. ゴミ回収箱に人が入ることは予見不能
  3. 「戻せばOK」は通用しない! 現代チューニングの合法ルールとは~カスタムHOW TO~
  4. ホンダ『モンキー』イベントに過去最高の550台超が集結!「自腹」でも続ける「二輪文化継承」への思い
  5. ハーレーダビッドソン、横浜で交通安全パレード開催へ 先頭ライダーは魔裟斗
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  2. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  3. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  4. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  5. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
ランキングをもっと見る