アウディ A7 スポーツバック、表情チェンジ…2024年型の受注を欧州で開始

新デザインのシングルフレームグリル

顧客の需要を反映したダーク仕上げのアルミホイール

「アウディバーチャルコクピット」を標準装備

アウディ A7 スポーツバック の2024年モデル
アウディ A7 スポーツバック の2024年モデル全 10 枚

アウディは6月1日、ミドルクラスの4ドアクーペ『A7スポーツバック』(Audi A7 Sportback)の2024年モデルの受注を欧州で開始した。ドイツ本国でのベース価格は、6万3500ユーロ(約970万円)と発表されている。

◆新デザインのシングルフレームグリル

2024年モデルには、「ベーシック」と「Sライン」の2種類のエクステリアパッケージを設定する。フロントのシングルフレームグリルには、内部にハニカム構造を採用した。アウディによると、高性能な「RS」シリーズがモチーフという。

ベーシックとSラインでは、前後にそれぞれ異なるデザインエレメントを持たせた。ベーシックでは、フロントはマットブラックで仕上げられ、クロームフレームが装着されている。

2024年モデルには、合計12色のボディカラーが用意された。新色として、アルコナホワイトとマデイラブラウンメタリックが追加されている。

◆顧客の需要を反映したダーク仕上げのアルミホイール

アウディ A7 スポーツバック の2024年モデルアウディ A7 スポーツバック の2024年モデル

2024年モデルでは、ダーク仕上げのアルミホイールに対する顧客の強い需要を反映して、アルミホイールのラインナップを根本的に見直した。半数以上のバリエーションを、ダーク仕上げとしている。

また、2024年モデルには、10本Yスポークデザインの19インチアルミホイールにグラファイトグレー仕上げが追加されている。

インテリアのトリムには、8種類のバリエーションがある。オリーブツリーナチュラルとアッシュボルカニックグレーナチュラルのウッドインレイと、ダイナミカマイクロファイバーで覆われたインレイが、2024年モデルに新たに追加されている。

◆「アウディバーチャルコクピット」を標準装備

アウディ A7 スポーツバック の2024年モデルアウディ A7 スポーツバック の2024年モデル

2024年モデルには、「アウディバーチャルコクピット」が標準装備された。12.3インチのスクリーンと1920×720ピクセルのフルHD解像度を持つフルデジタルインストルメントパネルを組み合わせる。ドライバーはマルチファンクションステアリングホイールからアウディバーチャルコックピットを操作し、クラシックビューやインフォテインメントモードを選択することができる。

「MMI」タッチレスポンスコントロールシステムにより、タッチパネルを操作すると、触感と音によるフィードバックがもたらされる。その操作は、スマートフォン同様、誰もが直感的に行えるように配慮された。機能を立ち上げる時には、ユーザーは確認のためのクリックを、耳で聞いて指で感じることができる。「オンラインボイスコントロール」を使えば、操作はさらに簡単になる。ヘッドアップディスプレイは、重要な情報をフロントウインドウに映し出す。

また、最大7名のドライバーが、自分のユーザープロファイルを車両に記憶できる。各ドライバーに関して、400のパラメーターが記憶され、それにより、車両の各種設定が自動的に行われる仕組み。さらに、さまざまなオンラインサービスが、「アウディコネクト」を通じて利用できる。アウディフリートのスワームインテリジェンスを使った「Car-to-X」サービスがあり、交通標識やハザード情報の提供などが含まれている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. 日本初のクルマ専用「除湿剤」が登場、最長180日間快適に
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る