BMWの車名から「i」がなくなる?『X2』次期型プロトタイプから見えるもの

BMW X2 Mパフォーマンス 次期型プロトタイプ(スクープ写真)
BMW X2 Mパフォーマンス 次期型プロトタイプ(スクープ写真)全 13 枚

BMWは現在、コンパクト・クーペSUV『X2』次期型を開発中だが、その最新プロトタイプをカメラが捉えた。次期型X2は『X1』をベースに、プラットフォームやエンジンだけでなくインテリアも共通化し登場する。

厳重なカモフラージュで出現した次期型プロトタイプだが、複雑なLEDデイタイムランニングライトを備え、X1に似たサイドに回り込むヘッドライトを装備。また水平バーを備えた『M2』風のスポーツグリルが初露出しているのがトピックだ。垂直のエアカーテンと、2つのセクションに分かれた大きな中央の吸気口が接続されている様子がわかるなど、フロントエンドの最終デザインがかなり見えてきている。

BMW X2 Mパフォーマンス 次期型プロトタイプ(スクープ写真)BMW X2 Mパフォーマンス 次期型プロトタイプ(スクープ写真)

高級ハッチバック然としたスタイルから真のクーペSUVに進化した流線型のボディシルエット、フラッシュマウントのドアハンドルが見てとれるほか、足回りには大型ブレーキ、スタイリッシュなツートンカラーのホイールが装着されている。

リアを見ると、大型スポイラーと円形のクワッドエキゾーストパイプがインストールされていることから、このプロトタイプが高性能「Mパフォーマンス」モデルとわかる。BMW関係者が内燃機関モデルから「i」名前が消えると証言しているとの情報もあり、「X2 M35」あるいは「X2 M40」という新ネームが与えられる可能性がありそうだ。

キャビン内では、10.25インチのデジタルインストルメントクラスターと、10.7インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイを備えていることがわかる。またそれだけでなく、A/Cベント、フローティングセンターコンソール、さらにはカップホルダーの配置まで、すべて先行するX1のそれを反映していることも確認できる。

BMW X2 Mパフォーマンス 次期型プロトタイプ(スクープ写真)BMW X2 Mパフォーマンス 次期型プロトタイプ(スクープ写真)

パワートレインもX1と共有されるとみられ、最高出力244ps、最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ツインターボエンジンをメインとしたラインアップとなることが予想される。また今回捉えたパフォーマンスモデル「M35/M40」ではよりパワフルになり、同エンジンから最高出力306ps、最大トルク450Nmを発揮する。

エレクトリックモデルの『iX2』は、64.7kWhのバッテリーを搭載し、最高出力313ps、最大トルク494Nmを発揮するデュアルモーターのセットアップを用意すると思われる。

X2次期型のワールドプレミアは2023年内。高性能モデルはもう少し遅れる可能性もあるだろう。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る