[カーオーディオ DIY]失敗を回避! パワードサブウーファー初期設定のポイント

「パワードサブウーファー」の一例(ケンウッド・KSC-SW30)。
「パワードサブウーファー」の一例(ケンウッド・KSC-SW30)。全 1 枚

サウンドユニットの取り付けを自分でやってみたいと考えているドライバーに向けて、そのコツや注意事項を紹介している当連載。現在は、「パワードサブウーファー」の取り付け方を説明している。今回は、「初期設定」の仕方を解説する。

さて、ここまで「パワードサブウーファー」の取り付け方を説明してきたが、上手く取り付けられたとしても、「初期設定」を間違えると台無しになる。良い音を鳴らせなくなるからだ。なので今回から数回にわたっては、そのあたりの注意事項を説明していく。

まずキモとなるのは、「ゲイン設定」だ。ちなみに「ゲイン」とは、「入力ボリューム」のことを言う。多くの「パワードサブウーファー」にはリモコンが付属していてそれにて低音の音量を変えられるようになっているが、それとは別に、「パワードサブウーファー」が受け入れる信号の量も調節できるようになっている。

なおこの設定は、大きすぎても小さすぎても良くない。大きすぎればリモンコンのボリュームを上げたときに、低音が簡単に歪んでしまう。そうなったら元も子もない。「パワードサブウーファー」が単なる“ノイズの発生源”と化してしまうのだ。

かといって、「ゲイン」を絞り過ぎるのもNGだ。入力信号が小さすぎると、低音が十分に鳴らなくなる。そうなったらせっかくの「パワードサブウーファー」が“宝の持ち腐れ”となりかねない。

では、どのように設定すれば良いのかというと…。ちなみに「カーオーディオ・プロショップ」に設定を任せる場合、プロは測定器を使うなどして厳密に合わせていくのだが、自分で行う場合にはざっと以下のような手順で行おう。

まずは、リモコンのボリュームを最大にしておく。そして「ゲイン」はミニマムに設定しておく。その状態で低音がしっかり入っている音源を流しながら「メインユニット」の音量を、いつも聴いているくらいの大きさまで上げよう。

その状態から徐々に「ゲイン」を上げていく。そうすると低音が歪み始めるポイントが見つかるはずだ。それが見つかったら、「ゲイン」を音が歪み始める手前に設定する。これにて設定は完了だ。

このようにすれば、リモコンで音量を最大にしたときでも低音が歪まなくなる。そして気持ち良く低音を鳴らせるようになる。参考にしてほしい。

今回は以上だ。次回はその他の設定方法を解説する。お楽しみに。

《太田祥三》

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