人員輸送/救護室/投票所、マルチに活躍する公用車『MARU MOBI』初公開へ

MARU MOBI 投票所モード
MARU MOBI 投票所モード全 7 枚

トイファクトリーは、1台の車両を多方面&多目的に活用できる、マルチパーパスモビリティ『MARU MOBI(マルモビ)』を6月30日に初公開、同社が本社を置く岐阜県可児市に新規納入する。

[写真:MARU MOBI 基本仕様10名乗車]

MARU MOBIはトヨタハイエース』をベースに、脱着式のシートや家具を車内に設置。用途に応じてレイアウトを簡単に組み替えることができる。通常時は脱着式シートを8席すべて設置して、地域のコミュニティバス・公務用車両として運用。有事の際は多くの人を運ぶ人員輸送車としても活用できる。普通免許で運転可能なハイエースベースのため、運転者の制限もなし。シートは脱着式ながら強度や安全性を確保している。

またシートやテーブルを設置すれば、有事の際はもちろん、平時もイベント開催時などの移動式救護室として活用可能。広い荷室には183cmのポータブルベッドも設置でき、体調不良者の休憩や、診察・治療にも役立つ。

選挙期間中には、投票用テーブル&パーテーション、投票箱等を設置すれば、移動式の期日前投票所に早変わり。車両左側のスライドドアから入り、記入~投票後はリヤゲートから退出。投票者の一方通行導線を確保する。移動式なので様々な場所で期日前投票所の開設でき、投票率アップも期待できる。

リヤゲート前に受付カウンター家具を設置すれば、イベント等で地域の観光PR等を行う展示ブースとしても活用できる。車外オーニングテントやカウンターテーブル家具を使えば、現地までの移動車両が観光PR事務所の役割を果たし、屋外用簡易テントの設営は不要。また、シートとテーブルは、打合せや休憩場所としても活用できる。

脱着式リヤシートをすべて取り外せば、広い荷室を持つ荷物輸送用バンとして活用できる。荷室スペースは全長3060×全幅1610×全高1550mm。有事の際も、災害時の緊急物資輸送車として、ストレッチャーを使用した緊急人員輸送車としてなど輸送用車両として活躍する。

MARU MOBIは、「平常時」「災害時」というフェーズを取り払って、いつも⇔もしもの両方で差がなく利用でき、かつ価値を高める「フェーズフリー」=「備えない防災」の考え方にもマッチ。トイファクトリーでは災害対策、人員や物資の輸送、簡易事務所など、様々なシーンでマルチに活用できる車両として、地方自治体や民間企業に提案を進めていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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