ナビタイムジャパンは、7月1日に施行される道路交通法の改正に対応し、「電動キックボード向けナビゲーションシステム」にて、電動キックボードなど特定小型原動機付自転車(特定小型原付)向けのルート検索機能を提供開始する。
![走行禁止箇所を回避した電動キックボード専用ルート](/imgs/fill2/1904218.jpg)
電動キックボード向けナビゲーションシステムは、ナビタイムジャパンとあいおいニッセイ同和損保が連携し、電動キックボード向けに目的地検索、周辺のポート検索、ルート検索等の機能をWebアプリで提供している。6月1日からはBRJを加えた3社で、国内初となる電動キックボード専用ナビゲーションシステムの実証実験を開始している。
今回、7月1日に施行される改正道路交通法にて、一定の要件を満たす電動キックボードを含む電動小型モビリティが特定小型原付として車両区分が定められることに伴い、改正内容を考慮したルート検索に対応する。具体的には大きな高架やアンダーパス、トンネルなど、特定小型原付が走行禁止の場所や、歩道橋のスロープなど、歩行者や自転車のみが通行可能な箇所への対応を行う。
ユーザー側での新たな設定は不要で、「電動キックボード向けナビゲーションシステム」内で目的地までのルート検索を行うと、自動で規制等を考慮したルート検索やナビゲーションを行う。
今回、道路交通法の改正により、特定小型原付に該当する電動キックボードについては運転免許証が不要になるなど利用条件が変わり、新たな交通手段としてさらに利用者の増加が見込まれる。ナビタイムジャパンでは、経路探索の技術により規制等を考慮したルートを提供し、電動キックボードに慣れていない人でも安心して走行できるよう運転をサポートする。