電動ベッドやサニタリーユニットを搭載の本格派:ホワイトハウス「ヴェローナ」…東京キャンピングカーショー2023

ホワイトハウス「ヴェローナ」
ホワイトハウス「ヴェローナ」全 33 枚

国内5つのフィアットデュカト』のディーラーの中で、唯一キャンピングカー仕様を発表していなかったホワイトハウスが満を持して公開したのが『ヴェローナ』。東京キャンピングカーショー2023の目玉と呼べる1台だ。

ヴェローナのベースに使われるデュカトはL3H2と呼ばれる、ロングボディのモデル。5995mmという全長を活かし、4人乗り、4人就寝の贅沢なキャンピングカーに仕立てた。

まず注目したいのは、2人掛けのセカンドシート。電動式でベッドからシート、シートからベッドに15秒ほどで展開する。シート前に設置された昇降式のテーブルも質感が高い。

キッチンユニットは2口のコンロや電子レンジ、冷蔵庫などを装備。調理台も十分なスペースが確保され、空調やエアヒーターなども整っている。

車両後方に目を移すと、常設の2段ベッドがあり、その上部やベッド下には収納を設置。収納式のテーブルもあるので、寝る前に少し読書をしたいという時などにも良いだろう。

ベッドと反対側には、シャワーとトイレ、洗面台をひとまとめにしたサニタリールームを完備。デュカトをベースとするキャンピングカーは国内でも増えてきつつあるが、国内でこれまで、サニタリールームを標準装備したモデルは見当たらず、ヴェローナの特色の1つと言える。

このほか、採光と開放感をもたらすルーフウインドウもユニーク。エクステンションボックスで拡大したボディの効果もあり、ゆったり、広々とした室内が印象的だ。

なお、同社では、「まだ、これからブラッシュアップをかけていく。来年頭を目処に、よりラグジュアリーなモデルも開発したい」と意欲的だ。

ホワイトハウスのブースではこのほか、プジョーリフター ロング』をベースにしたキャンピングカー『シエル』も注目を浴びた。

ジャパンキャンピングカーショーなどで人気だった、シトロエンベルランゴ』をベースにした『ソレイユ』の姉妹車で、スライド収納やスライド式ギャレーを備えたフラットベッドやポップアップルーフ、エアヒーターエンジンなどが特徴。フラッドベッドのサイズは1170×1800mm、ポップアップルーフのベッドサイズは1100×1900mmだ。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  3. 「ゴツい見た目に、爽やかなブルーは反則」新型トヨタ『セコイア』発表で高まる日本導入への期待
  4. 歴代最強? 新型ポルシェ『カイエン』はこうなる! 最上級グレードは1000馬力超え
  5. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る