「他社牽制力」特許ランキング、自動車部品はデンソーが10年連続トップ…2022年

自動車部品 他社牽制力ランキング2022
自動車部品 他社牽制力ランキング2022全 1 枚

特許を申請した際に、特許を拒絶する理由として別の特許が引用される。こうした拒絶理由になった特許件数の多い企業は、「他社牽制力」があるといえる。パテント・リザルトによると2022年、自動車部品業界で他社牽制力の1位はデンソーだった。

パテント・リザルトは、総務省の日本標準産業分類を参考にした自動車部品業界の企業を対象に、2022年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された特許件数を企業別に集計した、『自動車部品業界 他社牽制力ランキング2022』をまとめ、7月12日に発表した。

言い換えると、技術開発において、競合他社が権利化する上で阻害要因となる、先行技術を多数保有している先進的な企業のランキングだ。パテント・リザルトの集計の結果、2022年に引用された特許が最も多い企業はデンソーだった。デンソーはパテント・リザルトが集計を開始した2013年から10年連続トップとなった。2位はアイシン、3位は日立アステモ。引用されたデンソーの特許数は5295で、2位アイシン1731の約3倍。3位の日立アステモは1370だった。


《纐纈敏也@DAYS》

アクセスランキング

  1. 550馬力のマッスルカー『チャージャー スキャットパック』、4ドアの米国受注開始…6万ドル以下で最強のセダンに
  2. 日産『ティアナ』新型、HUAWEIの最新コックピット搭載で約310万円から…広州モーターショー2025
  3. SUBARU公認の結婚指輪、ペアのリングから六連星が浮かび上がる…12月24日発売
  4. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
  5. “変な”ジャパンモビリティショー2025、失望と希望…海外報道
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る