チケットは25万ドルから、一般客を乗せた初の民間宇宙飛行「Galactic 02」が8月10日にも実施

Virgin Galactic
Virgin Galactic全 1 枚

Virgin Galacticは、2度目の商業飛行であり同社初の民間宇宙飛行士搭乗ミッションとなる「Galactic 02」を、早ければ8月10日にも実視します。

Virgin Galacticは6月末に初の商業宇宙ミッション「Galactic 01」を完了し、8月以降は毎月1度はミッションを行うことを以前に予告しています。

「早ければ」とは、数日間の打ち上げ可能期間、いわゆる「ウィンドウ」が8月10日に開始するという意味。実際の打ち上げは天候などの理由により数日ずれる可能性があります。搭乗人員の詳細については後日あらためて発表予定です。

Virgin Galacticは数年前より宇宙旅行の前売りチケットを25万ドル~45万ドルで販売しており、これまでの間に約800人の予約が入っているとされます。そして今回のGalactic 02では、最初の3人の乗客が搭乗します。

準軌道飛行を行うSpaceShipTwo (VSS Unity)は、親機となる双胴機White Knight Two (VMS Eve)に吊り下げられる格好で上空4万5000フィート(約14km)まで輸送され、切り離し後にロケットエンジンに点火して高度80km以上にまで到達します。

高度が最高点に到達すると、乗客はシートベルトを外して座席から離れ、数分間の微重力体験とともに、漆黒の宇宙と青く輝く地球が織りなす絶景を堪能することができます。その後再び重力が発生するのに備えて乗客は着席し、宇宙港SpacePort Americaへの帰還に備えます。

ミッションの所要時間は離陸から帰還まででだいたい90分間ほど。うち最初の1時間は航空機による切り離し高度への上昇ですが、おそらく乗客にはそれもあっという間に感じることでしょう。

Galactic 02ミッションはVirgin Galacticのウェブサイトでもライブ配信される予定です。




Virgin Galactic、一般客を乗せた初の民間宇宙飛行士ミッション「Galactic 02」8月10日にも実施。数十万ドルのチケット購入者が搭乗

《Munenori Taniguchi》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る