夏休みマイカー族も悲鳴、ガソリン高騰…1年ぶりの高値[新聞ウォッチ]

ガソリンスタンド
ガソリンスタンド全 3 枚

多くの公立小中学校では終業式が行われ、子どもたちはきょう(7月21日)から長期の夏休みに入る。

都内では新型コロナやRSウイルスなど感染症の増加も気掛かりだが、明治安田生命保険が発表した今年の夏休みに使う予算は前年比4036円増の7万2668円で、2年連続で増加しているそうだ。新型コロナの5類移行後初の夏休みで、賃上げも追い風となり、旅行の予算を増やす人の割合が大幅に上がっているという。

◆1リットル当たりの平均小売価格は174円

ただ、この期に及んで、と言いたくもなるのが、ガソリン価格が再び高騰しており、経済産業省の発表によると、7月18日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は174円で、前週調査から70銭も上昇。9週連続で値上がりしており、昨年6月以来13カ月ぶりの高値となった。

きょうの各紙も東京が経済面のトップで「ガソリン高騰174円、補助縮小、13カ月ぶり高値」、日経も「ガソリン1年ぶり高値、サウジ減産、上昇基調続く」などと報じている。

都道府県別では41都道府県で値上がりし、最も高いのは長野県の183円60銭で、次いで鹿児島県の181円70銭となっているが、最も安い岩手県でも168円80銭という。

◆補助金を段階的に縮小

政府がインフレ対策として2022年1月から石油元売りなどに実施している補助金を、段階的に縮小していることが主因のようだ。今後も上昇傾向が続く見通しで、マイカーなどでの帰省やドライブ旅行など遠出を予定するドライバーには大きな痛手となる。

このため、夏休み期間中、帰省や家族旅行を鉄道などの公共機関に切り替えるマイカー族も少なくないとみられるが、東海道新幹線で20年にわたって親しまれてきた人気グループTOKIOの「AMBITIOUS JAPAN!」の車内チャイムが終了。きょうの始発から歌手UA(ウーア)さんの「会いにいこう」に切り替わったという。

最近はリモート取材が多く、新幹線に乗る機会が少ないが、品川駅を過ぎて東京駅に近づくころにお馴染みのTOKIOのメロディが流れると、それとなく安堵感を与えてくれた。

2023年7月21日付

●トヨタ原燃料費支援継続、部品メーカーに今年度下期も(読売・8面)

●クルマ新世EVシフト、トヨタ「全方位」技術誇示、電動化投資HVが収益源(読売・9面)

●米テスラ、値下げ攻勢、世界販売台数83%増、4~6月、マスク氏再値下げ示唆(朝日・6面)

●ビッグモーター重い経営責任、自動車保険金 不正請求横行、兼重社長、報道を批判(朝日・7面)

●水素で動く船、万博に、旅客運航国内初(毎日・7面)

●主張、自動車修理の不正、厳罰視野に実態解明せよ(産経・2面)

●さよならTOKIOチャイム、東海道新幹線、20年親しまれ(産経・25面)

●都内コロナ拡大続く、患者報告数、4週連続増、小児感染症も流行専門家注意呼びかけ(東京・1面)

ガソリン高騰174円、補助縮小、13カ月ぶり高値(東京・6面)

●ニデック、純利益最高、EV基幹装置黒字、4~6月(日経・13面)

●テスラ進む「GAFA化」日本勢主導「チャデモ」に暗雲、EV充電方式、日産も北米で採用(日経・13面)

電動車タイヤに新マーク、横浜ゴム、側面に刻印(日経・15面)

《福田俊之》

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