[車内エンタメ充実]最新市販AV一体型ナビのエンタメ力を分析! 買い換えるなら今!?

パナソニック・ストラーダ CN-F1X10BGD
パナソニック・ストラーダ CN-F1X10BGD全 3 枚

車内でのAVコンテンツの楽しまれ方が変わってきた。当特集では、その最新事情を多角的に分析している。今回は、最新の市販AV一体型ナビのエンタメ力を分析する。最新機種はエンタメ力の充実が顕著だ。その実情をリポートする。

◆購入してから5年も経つと、最新機種との性能差が大きく開く!?

市販AV一体型ナビは今も年々進化を遂げている。ゆえに、購入から5年も経つと最新機種との性能差が結構開く。

例えばこの5年ほどでBluetooth対応がかなり広がった。今ではベーシック機の一部を除き、ほとんどの機種が対応済みだ。また、HDMI端子の装備も広がっている。5年ほど前は上級機にしか搭載されていなかったが、現在ではスタンダードグレードのモデルでも装備されている場合が多い。

というわけで、もしも愛用のAV一体型ナビがBluetoothモジュールとHDMI端子を装備していないというのなら、それを装備している最新機種へと換装するだけで、車内エンタメ環境がガラリと変わる。

ガラリと変貌するというのはどのようなことなのか、もう少し詳しく説明しよう。まずBluetoothは、スマホの音楽を聴くときに重宝する。車載機との接続がワイヤレス化されることがメリットだが、都度の接続が自動で行われることも利点として大きい。1度ペアリングしておけば、以後はクルマに乗り込んでエンジンをスタートさせ車載機が起動すれば自動で繫がる。スマホはポケットの中に入れたままでもOKだ。

そしてBluetoothは相互通信なので、車載機器側で曲送り等の主要な操作を行える。このこともAUX端子を活用したケーブル接続と比べたときの大きな利点だ。今や多くのドライバーがスマホにて音楽を聴いているはずだ。そうであればそのスマホをBluetoothで接続できると、リスニング環境がぐっと快適化するのだ。

カロッツェリア・サイバーナビ AVIC-CQ912llカロッツェリア・サイバーナビ AVIC-CQ912ll

◆HDMI端子が備わった機種に換装すると、AV環境がガラリと変わる!

そしてHDMI入力端子が装備されると、スマホのミラーリングを行えるようになる。そうすると、YouTubeをはじめとする動画系アプリの表示を車載機器の画面に映し出せるようになり、さらにはその音声をカースピーカーから聴ける。つまり、車内で楽しめるAVコンテンツが一気に増える。

その上で最新のAV一体型ナビは、この5年ほどで全体的に高画質化も結構進んだ。さらには操作性も上がっている。起動や操作レスポンスが速くなっている機種が多い。結果、最新機種へと換装すると、ドライブの充実度が一気に高まる。

ところで、最新のAV一体型ナビの中で、特にエンタメ力が際立ったモデルが2つあるので紹介しておこう。1つはカロッツェリアの『サイバーナビ』で、もう1つはパナソニックの『ストラーダ』だ。

まず『サイバーナビ』には、2つの魅力的なエンタメ機能が搭載されている。1つが「ストリーミングビデオ」で、もう1つが「レコーダーアクセス」だ。

パナソニック・ストラーダ CN-F1X10BGDパナソニック・ストラーダ CN-F1X10BGD

◆『サイバーナビ』と『ストラーダ』は、楽しめるAVコンテンツが多い!?

それぞれがどのような機能なのかを紹介していこう。まず「ストリーミングビデオ」について。これはつまり、「ブラウザ」だ。『サイバーナビ』はブラウザを搭載しているので、スマホを使わずして『サイバーナビ』自体でYouTubeを観られる。つまり、まるでタブレットを操作しているかのような使い心地でナビ画面上にて動画を検索したり次の動画へと進んだりできるのだ。

そして「レコーダーアクセス」は、自宅のブルーレイレコーダーとリンクするという機能だ。なのでレコーダーに録り溜めてある番組の視聴が可能となり、さらにはそのレコーダーにてBSやCSの視聴ができる場合には、『サイバーナビ』でもそれらの番組のリアルタイム視聴を行える。これまでAV一体型ナビで観られるテレビ番組は地デジの番組だけだったわけだが、『サイバーナビ』ではその常識が覆る。

そしてパナソニックの『ストラーダ』の『Fシリーズ』でも、「レコーダーリンク」という機能が使える。これも自宅のレコーダーと繋がれる機能だ。これを活用することで、自宅のレコーダーにて行えることが『ストラーダ』でも可能となる。映像系コンテンツを多彩に楽しみたいと思ったら、『サイバーナビ』と『ストラーダ』は頼りになる。覚えておこう。

今回は以上だ。次回も車内エンタメ環境の充実化について考えて行く。乞うご期待。

《太田祥三》

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