見えない汚れを“見える化”…車内抗菌サービスの効果測定に衛生管理キット

ルミテスター Smart(キッコーマンバイオケミファ株式会社)
ルミテスター Smart(キッコーマンバイオケミファ株式会社)全 6 枚

コロナ禍で除菌、抗菌への関心が以前より格段に高まった。その影響は、自動車業界にも波及しており、車室内に抗菌効果を施すサービスはディーラーや多くのアフターマーケット事業者が提供するようになった。一方で、この抗菌(あるいは抗ウイルス)というものに対しては「効果が目に見えないから疑わしい」という否定的な声があるのも確かだ。

そんな中、最近話題を集めているのが、見えない汚れを“見える化”する衛生管理キット「ルミテスター Smart(キッコーマンバイオケミファ株式会社)」を活用した抗菌効果保証を付帯させたサービス「ナノゾーンコート モビリティ(株式会社alto)」である。同サービスは、光の力を最大限に利用してウイルスや菌、アレルゲンなどを安全かつ継続的に分解、不活性化させることができる新しい光触媒・空間除去コーティングだという。(※感染症、病気の予防などを保証するものではない)

そして、今回注目したいのが、これら抗菌コーティングの効果を測定することで保証を付帯させていることである。
測定方法は、ATPふき取り検査(A3法)と言い、生き物を含む多くの有機物に含まれるATP(アデノシン三リン酸)を汚れの指標とした検査方法だ。管理したい場所の洗浄や清掃がきちんとできたかを、誰でも、簡単に、その場で、約10秒で測定でき、その結果を数値で得ることができるという。この検査方法は、ATPだけでなくADP(アデノシン二リン酸), AMP(アデノシン一リン酸)も含め検査できるため、幅広い汚れを高感度に検査することができ、様々な企業、地方自治体、保健所、病院などでも採用されている手法だという。
このATPふき取り検査を、施工から1年後に車内の特定箇所にて実施し、清浄度が基準外の数値(4000 RLU以上)を示した場合は、無償にて再施工が受けられるということだ。

すでに試験的な導入を行なっている株式会社ランテル(福岡県)の担当者に話を伺うと「1年後の再施工保証もさることながら、そもそも目にみえる形で効果を訴求できるため、販売しやすいことがポイントだと思います。コロナの影響もあり関心度は高い状態なので、理解していただければ需要はあると考えています」と、販売のしやすさについて言及された。

車内抗菌サービスの効果測定に衛生管理キットを活用

《カーケアプラス編集部@市川直哉》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る