ドライブ中のトラブルを解決するロードサービスの重要性 ~Weeklyメンテナンス~

ドライブ中のトラブルを解決するロードサービスの重要性 ~Weeklyメンテナンス~
ドライブ中のトラブルを解決するロードサービスの重要性 ~Weeklyメンテナンス~全 1 枚

行楽シーズンにロングドライブに出かけると思わぬトラブルに見舞われることがある。普段は問題なくても長時間走行だと負荷が掛かる場合があるのだ。そんな万が一に役立つのがロードサービスだ。

早くから旅行の計画を立てて、楽しみにしていた愛車でのドライブ旅行。しかし出先でまさかのトラブルが発生してしまうと、そこから先の行程はすべてキャンセル、残念な旅になってしまう。しかし、多くのトラブルは突然やって来る。基本的なメンテナンスはこなしているつもり。普段、近くのショッピングセンターに出かける時には何の問題もなかったのに「よりにもよって、こんな日に限って……」と思ってしまうのも無理は無いだろう。

しかし普段は起きないトラブルがロングドライブで起きてしまうケースは実際に多いのだ。一例としては、関東圏を出発してある一定の地点でのタイヤバーストが多いと言う記録も残っている。ある程度の距離を高速で走ってタイヤの内圧が上がったり熱を持つことで街乗りでは起こりにくいタイヤトラブルが起こってしまうことも実際にあると言うのだ。

このように、ロングドライブによるくるまへの負荷がトラブルを起こしてしまうケースがあることも憶えておこう。そんな時に頼りになるのがロードサービスだ。電話一本で救援に駆けつけてくれるこのサービス、出先でトラブルを起こしてしまってどうしたら良いか困っているドライバーにとっては救世主のようなサービスだ。

代表的なものにはJAFがある。全国各地に拠点があり、そこから専門のスタッフが現場まで急行してくれるので安心感も満点。さらに、自動車保険(任意保険)の契約の中に無料のロードサービスが付帯されている場合も多い。自分の加入している自動車保険の契約書を今一度見て、契約内容に含まれていることを確認しておくと良いだろう。その場合にはレスキュー用の電話番号も書かれているので、万が一の際、すぐに連絡できるようにクルマのわかりやすい場所に保管しておくと良いだろう。

ロードサービスにはさまざまな対処法がある。もっともヘビーなトラブルの場合は走行が不可能なのでレッカーで移動することになる。近くの自動車整備工場などに搬入するケースが多く、場合によってはそこで代車(ロードサービスの契約に含まれているケースもある)を借りて旅を続けられることもあるので、相談してみると良いだろう。

一方、軽度なトラブルの場合にはその場で修理/メンテナンスを実施してその後の旅を続行できるケースもある。代表的なものとしてはバッテリー上がりやパンクだろう。レスキューのレッカー車にはバッテリーのジャンピングが可能な装備が調えられているので、エンジンの始動を行うことが可能だ。ただし、バッテリーの能力が極端に落ちている際には、旅の途中で再びバッテリー上がりが起きる可能性も高いので、近くの自動車整備工場やパーツショップなどに立ち寄って、バッテリー交換を実施するのが良いだろう。その後の旅の安心感を買うと思えば安いものだと考えよう。

ちなみにロードサービスをお願いする内容にはどのようなものがあるのだろう? JAFのロードサービスの出動記録では常に上位を占めているのが「バッテリー上がり」「タイヤのパンク/バースト」「落輪」など。これを見て万が一のトラブルを回避するために、いくつかのメンテナンスに力を入れるのが得策だとわかるだろう。

そのひとつがバッテリーだ。バッテリーは専門のテスターなどを使えば事前に劣化の具合を知ることができるので、普段のメンテナンスでちょっと気をつけておけばトラブルを防ぐ可能性は高まる。またタイヤに関しても空気圧管理を常に徹底しておくだけでバーストや偏摩耗などの多くのトラブルは回避できる。またキズやすり減り、経年劣化などを考慮して交換時期をプランしておけばさらにトラブルの可能性は低くなる。ロードサービスを呼ばずに楽しい旅行を続けられるのが理想なので、普段のメンテナンスにもちょっぴり力を入れると良いだろう。

ドライブ先での万が一のトラブルは発生した場合にいつでもどこでも救援してくれるロードサービス。利用したことの無いドライバーも多いだろうが、トラブルが起こってから慌てることがないように、事前に連絡先や利用可能なサービス内容の確認を忘れずに。備えあれば憂い無しを実践して安心&快適なドライブに出かけよう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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