<新連載>[システムの“最上流”に何を置く?]スマホは Bluetooth 接続が便利! 使えない機器ではどうする?

「FMトランスミッター」の一例(セイワ・BTF110)。
「FMトランスミッター」の一例(セイワ・BTF110)。全 5 枚

多くのドライバーが運転中に何らか音楽を聴いている。さてその音楽は何で再生しているだろうか。当特集は、そこのところにスポットライトを当てている。今回は、スマホをソースユニットとする場合に「それをどう繋ぐか」について考察していく。

【画像全5枚】

◆スマホで音楽を聴くのなら、Bluetooth接続がもっとも便利!?

前回の記事にて解説したとおり、昨今はスマホをカーオーディオシステムの最上流に置いているドライバーが増えているが、貴方はそれをどうやってカーオーディオシステムと連携させているだろうか。

結論から入ろう。スマホは、Bluetoothで繋ぐと便利に使える。

Bluetoothが便利であるポイントは3つある。1. 無線接続であること、2. 都度の接続が自動で行われること、3. 相互通信であること、これらだ。

それぞれについてもう少し詳しく説明していこう。「無線接続である」ので、ケーブルが不要でそれが邪魔にならない。そしてクルマに乗り込みエンジンをスタートさせてメインユニットが起動すれば、都度自動で繋がる。初回にペアリングをしておく必要があるが、それをやっておけば以後はスマホをポケットに入れたままでも勝手に繋がってくれるのだ。

そしてBluetoothは相互通信なので、車載機側からも信号を送れる。つまり音楽アプリの主要な操作(曲送り等)を車載機器側でも実行可能だ。ステアリングリモコンが使える場合も多い。また、アートワーク等の曲の情報も車載機の画面に映し出せる。

「FMトランスミッター」の一例(オーディオテクニカ・AT-FMR3BT)。「FMトランスミッター」の一例(オーディオテクニカ・AT-FMR3BT)。

◆音が良いBluetoothコーデックも使用可能!?

なお、ひと昔前には「Bluetoothは音がイマイチ」という評価をされがちだったが、今はそのような声が聞かれることはほとんどなくなった。ケーブル接続よりも音が良い場合すらある。

ちなみにBluetoothの音質は「コーデック」によって変わってくるが、昨今はハイレゾクオリティが確保されたコーデックである「LDAC(エルダック)」に対応したスマホがあり、メインユニットの中にもこれに対応した機種が増えつつある。

ただしiPhoneはそもそも音楽再生を「AAC」にて行う仕様となっているので、一層高音質で楽しむには外付けのDACを使う等の対策を講じないとならないが、Android端末では「LDAC」に対応している機種が少なくなく、愛車のメインユニットもそれに対応していればしめたものだ。それを活用することで、高音質タイプの音楽ストリーミングアプリのポテンシャルを簡単に最大限満喫可能だ。

ところで、愛車のメインユニットがBluetoothに対応していない場合にはその利点を享受できない…かというと、実は手がないわけではない。どんな手があるのかというと……。

「FMトランスミッター」の一例(オーディオテクニカ・AT-FMR5BT)。「FMトランスミッター」の一例(オーディオテクニカ・AT-FMR5BT)。

◆Bluetoothに対応した高性能な「FMトランスミッター」を使うという手もある!

手軽に活用できるのはBluetoothに対応した「FMトランスミッター」だ。これはつまり、スマホとはBluetoothにて繋がり車載機とはFM電波にて繋がるというものだ。ゆえにこれを活用すれば、愛車のメインユニットがBluetoothに非対応でも、スマホのワイヤレス接続、都度の自動接続が可能となる。

ただし最終的には音楽信号をFM電波で飛ばすことになるので、音質性能的にはFMラジオと同等だ。とはいえ車載機器とはピンケーブルにて接続できる「FMトランスミッター」もある。そうであれば、音質性能はワンランク上を行く。また、曲送り等の主要な操作を「FMトランスミッター」の物理スイッチで行える機種もある。その場合にはBluetoothだからこそのメリットをほぼ額面どおりに手にできる。

また、車載用の機器ではない場合が多いが高音質なBluetoothコーデックに対応しているBluetoothレシーバーを使うと、愛用のスマホがそれに対応している場合、Bluetooth接続にて高音質再生を楽しめる。音にこだわるならこの手があることも思い出そう。

今回は以上だ。次回以降も「カーオーディオシステムの最上流に何を置くか」という問題について検証していく。お楽しみに。

《太田祥三》

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