マイナーチェンジの域を超えた最後の大改良!?『ヴァンテージ ヴォランテ』プロトタイプに注目

アストンマーティン ヴァンテージ ヴォランテ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)
アストンマーティン ヴァンテージ ヴォランテ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)全 13 枚

アストンマーティンの2ドアスポーツカー『ヴァンテージ』に続き、そのロードスター版となる『ヴァンテージ ヴォランテ』のプロトタイプをカメラが初めて捉えた。当初このプロトタイプは後継モデルと噂されていたが、次世代型へ繋ぐ最後の大幅改良モデルとなることがわかった。

初代ヴァンテージは1977年に登場した歴史あるモデルで、当時フェラーリ『デイトナ』を凌駕する加速、最高速度を持ち「英国初のスーパーカー」と称された。第4世代となる現行型は2018年に発売。現在までヴァンテージは「アストンマーティン史上最も成功したモデル」と言われている。

◆単なるマイナーチェンジじゃない?

アストンマーティン ヴァンテージ ヴォランテ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)アストンマーティン ヴァンテージ ヴォランテ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

ニュルブルクリンクにある同社のテストセンター付近で捉えたプロトタイプは、ボディ全体を「THRILL」(スリル)の文字迷彩でラッピングしており、単なるカモフラージュというより、マーケティングを目的としているようだ。

フロントエンドでは、現在のシリーズの薄い水平レンズから、より直立した、流れるようなデザインへ変更されていることがわかる。フロントスポイラーが際立ち、グリルの輪郭も新設計されている。さらにボンネットはクラムシェル構造を廃止して、オーセンティックなヒンジ付きボンネットになるようだ。中央近くに再配置された新しいボンネットベントも確認できる。

リアエンドでは、バンパーのエアロコンポーネント内に配置されているクワッドエキゾーストパイプに注目だ。現在のクロームメッキのテールパイプとは対照的に調整されておらず、かなり錆びた状態なのがわかる。これは改良されたスポーツカーの最終生産バージョンに新設計された豪華なマフラーセットが用意されることを示唆している。いずれも単なるマイナーチェンジの域にとどまらない、大規模な変更となりそうだ。

アストンマーティン ヴァンテージ ヴォランテ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)アストンマーティン ヴァンテージ ヴォランテ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

パワートレインは、メルセデスAMG製の4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。「F1エディション」では最高出力は527psを発揮するが、改良新型では若干のパワーアップが予想されている。またV12オプションは現在開発中とみられる。

ヴァンテージ改良新型のワールドプレミアは2023年内か。アストンマーティンは今後2026年までに7つの新しいモデルを登場させると予想されている。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  3. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  4. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  5. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る