日産のフルサイズピックアップトラック『タイタン』、400馬力V8搭載…米国2024年型を発売

日産 タイタン の2024年モデル
日産 タイタン の2024年モデル全 10 枚

日産自動車の米国部門は8月2日、フルサイズピックアップトラックの『タイタン』(Nissan Titan)シリーズの2024年モデルを米国市場で発売した。現地ベース価格は、4万5770ドル(約665万円)だ。


◆「SVブロンズ・エディション・パッケージ」を追加

タイタンシリーズは、日産の北米市場におけるフルサイズピックアップトラックだ。2015年の2世代目へのモデルチェンジを機に、車名を『タイタンXD』に改めた。2016年には、現行タイタンを発表した。最大積載量を0.5トンに抑えたタイタンXDの派生車種で、この0.5トン仕様が、初代と同じタイタンを名乗る。タイタンXDは、3850mmのホイールベースを備える。タイタンよりも約380mm長い。

2024年モデルでは、新たに「SVブロンズ・エディション・パッケージ」を追加した。これは、ブロンズ仕上げの20インチアルミホイール、グロスブラック塗装のフロントグリルサラウンドとブラック塗装のフロントバンパー、スポーツバーなどをセットしたもの。ブロンズエディション専用のフロアマットも装備している。

2024年モデルのパワートレインは、5.6リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンで、最大出力400hp、最大トルク57.1kgmを引き出す。日産によると、EVを除けば、400hpのパワーはクラス最高という。トランスミッションは9速ATを組み合わせている。

日産 タイタン の2024年モデル日産 タイタン の2024年モデル

◆最新コネクトサービス「Nissan Connect」標準装備

2024年モデルには、「Nissan Connect」を標準装備した。「日産コンシェルジュ」サービスを契約すると、車内からNissan Connectを通じて、ボタンを押すだけでライブアシスタントに24時間アクセスできる。日産のコンシェルジュアシスタントは、レストランの予約や、予約のスケジュール設定、モーニングコール、イベントのチケットや商品の購入などの面で、乗員をサポートする。

また、Nissan Connectは、無線(OTA)によるソフトウェアのアップデートを可能にする。これにより、最新の安全性とセキュリティ機能、HDトラフィック、GoogleプレイスとGoogle検索を利用できる。2022年モデルでは、「Nissan Connect Services」も利用できる。

Nissan Connect Servicesは、車内だけでなく、パソコン、スマートフォンやスマートウォッチのアプリ、アマゾン(Amazon)のアレクサ(Alexa)、Googleアシスタントからアクセスできる。

日産 タイタン の2024年モデル日産 タイタン の2024年モデル

◆「日産セーフティシールド360」が全車標準

2024年モデルには、「日産セーフティシールド360」テクノロジーを全車に標準装備した。日産セーフティシールド360は、6種類の先進運転支援システム(ADAS)で構成される。「歩行者検出機能付きの自動ブレーキ」は、車両のフロントのレーダーとカメラが、歩行者を検知。ドライバーに警告を発し、衝突が避けられないと判断した場合、自動でブレーキをかける。

「ブラインドスポット警告」は、ドライバーの死角に入った車両を、車線変更の際などに警告。「リアクロストラフィックアラート」は、駐車場などで後退する際、後方の車両を検出し、ドライバーに警告する。「リア自動ブレーキ」は、後退時に静止した物体を検出し、ドライバーに警告。必要に応じて衝突を回避するために、自動でブレーキをかける。

「車線逸脱警告」は、ウインカーを出さないで車線変更しようとした場合、ドライバーに警告する。「ハイビームアシスト」は、前方の車両を検出し、ヘッドライトのロービームとハイビームを自動で切り替える。クラス唯一の「Intelligent Around View Monitor」も、オプションで選択できる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「通勤とか買い物にちょうどよさそう」オシャレ系特定小型原付『ウォンキー』にSNSでは反響
  2. 満充電で3~4年間保管&50回以上のエンジン始動も、ナトリウム電池採用のジャンプスターター発売
  3. メルセデスベンツ『Vクラス』次期型は大胆チェンジ! 極上の移動空間を提案…上海モーターショー2025
  4. 「未来的で、乗り心地良さそう!」マツダの新型SUV『EZ-60』、SNSでは日本導入に期待の声
  5. 【VW ゴルフGTI 新型試乗】自動車を運転することが楽しかった時代に引き戻される…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  2. “走る巨大バッテリー”の実力! BEV+家電は悪天候でも快適に遊べる組み合わせだった
  3. ホンダと「3COINS」がコラボ、名車『S800』や『N360』イラストのTシャツなど限定販売
  4. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  5. 東レ、偏光サングラスでの利用を可能にする新たなHUD技術を開発…フロントガラス全面展開も視野に
ランキングをもっと見る