大画面デジタルルームミラー型ドラレコ、ケンウッドから新モデル…画質・機能向上

デジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-EM4800」
デジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-EM4800」全 10 枚

ケンウッドは、前後同時撮影に対応するデジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-EM4800」を9月下旬より発売する。

DRV-EM4800は、同社初のデジタルルームミラー型ドライブレコーダーとして2021年7月に発売した12V型IPS液晶搭載「DRV-EM4700」の後継モデル。さらなる高画質化、後方視認性の向上など、デジタルルームミラー型としての性能をアップしつつ、ドライバーの安心・安全な運転をサポートする機能も充実させた。

新製品は、リアカメラで撮影する高画質映像をリアルタイムに大画面12型IPS液晶のデジタルルームミラーに映し出し、荷物や車体などで生じる死角の少ない後方確認ができる。デジタルルームミラーに表示するリアカメラの映像を6段階で拡大できる「表示画角調整機能」も新搭載。広角レンズによる遠近感の強調を調整し、後方車との距離感をつみやすくした。

また、同社独自の映像・車載技術でチューニングした「Hi-CLEAR TUNE(ハイクリアチューン)」により、映像性能および機能性を強化。自然でクリアな画質表示を実現する。リバースに連動し、駐車時などに後方確認をサポートする「画角自動下降機能」も新たに搭載。本機のリバース検出コードを車両に接続することで、車両後退時、あらかじめ設定した下向きの角度に自動的にアングルが切り替わり、バックカメラの補助的な役割としても利用できる。

前後2カメラには裏面照射型CMOSセンサー「PureCel Plus」を新採用。夜間やトンネル内など暗いシーンでは明るくノイズの少ない映像で撮影し、明るいシーンでは色再現性に優れた映像を撮影できる。レンズは水平約133°/垂直約69°/対角約162°の広視野角タイプを採用。前方・後方映像ともに、広い範囲の録画に対応する。また、HDR(ハイダイナミックレンジ)機能を搭載。逆光やトンネルの出入り口、夜間走行時の照明など、明暗差が激しい環境時に起きやすい「白とび」や「黒つぶれ」を抑え、安定した映像表示と録画を実現する。さらに前後2カメラの明るさをそれぞれ3段階に調整可能。リアガラスがスモークガラスの場合でも、リアカメラの明るさだけを調整して、後方の映像を明るく、鮮明な映像で表示と録画ができる。

ドラレコ機能では、さまざまな車両状況を記録できる4つの録画機能を搭載。「常時録画」はエンジンのON/OFFに連動して自動で録画がスタート/ストップする。「イベント記録」は突発的な衝撃や急激な速度変化などを検知すると自動的に録画を開始。常時録画とは違うイベント記録フォルダにデータを記録する。「音声コマンド/手動録画」は常時録画中でも、必要に応じて音声コマンドを発話する、あるいは手動で録画ボタンを押すとイベント記録フォルダにデータが記録。さらに車載電源ケーブル「CA-DR550」(別売)を使用することで最長24時間の「駐車録画」に対応。衝撃を検知してから録画を開始する「衝撃検知モード」と、1秒間に1フレームずつ録画し、衝撃を検知すると駐車録画を開始する「タイムラプスモード」の2つのモードから選択できる。

運転支援機能では「後方障害物警告」を新たに搭載。死角となる斜め後方に接近する車両を検出すると、画面表示と警告音で知らせる。このほか、「後方急接近警告」では後方車両の急接近を検出すると、画面表示と警告音で知らせ、イベント記録を開始。「前方衝突警告」は前方車両と安全な距離が保たれていない場合に警告音を鳴らして画面にアイコンを表示する。「車線逸脱警告」は車線を逸脱したとき、警告音を鳴らして画面にアイコンを表示。「発進遅れ警告」は信号などで停車中に前方車両が発進して離れてしまったとき、警告音を鳴らして画面にアイコンを表示する。

なお新製品は、デジタルルームミラー本体と、フロントカメラが分離しているセパレート式を新採用。車の状況に応じて、運転支援システムや視界を妨げないよう取り付けることができる。

サイズはメインユニットが幅296×高さ79×奥行27mm、フロント/リアカメラが幅57×高さ31×奥行25mm。市場推定価格は5万4100円前後。

《纐纈敏也@DAYS》

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