メルセデスベンツ Eクラス セダン 新型、PHEVの欧州受注開始…IAAモビリティ2023に出展

第4世代のPHEVシステムを搭載

EVモードの航続は最大で115kmに

EVモードだけで日常走行をカバーすることが可能に

メルセデスベンツ Eクラス・セダン 新型のPHEV「E 400 e 4MATIC」(IAAモビリティ2023)
メルセデスベンツ Eクラス・セダン 新型のPHEV「E 400 e 4MATIC」(IAAモビリティ2023)全 10 枚

メルセデスベンツは9月5日、ミドルクラスセダン『Eクラスセダン』(Mercedes-Benz E-Class Sedan)の新型のプラグインハイブリッド車(PHEV)の受注を欧州で開始した。「IAAモビリティ2023」に、「E 400 e 4MATIC」グレードを出展している。

写真:メルセデスベンツ Eクラス セダン 新型のPHEV

◆第4世代のPHEVシステムを搭載

新型Eクラスセダンの欧州仕様では、ラインナップの半分がPHEVになる。PHEVは、欧州ではガソリンエンジンのみとなり、「E 300 e」、「E 300 e 4MATIC」、E 400 e 4MATICの3グレードが用意される。遅れて、ディーゼルエンジンのPHEVが追加される。

メルセデスベンツの第4世代のPHEVシステムを搭載する。PHEVシステムのエンジンは、「M254」型2.0リットル直列4気筒ガソリンユニットだ。メルセデスベンツによると、非常に効率的であるだけでなく、スポーティという。E 300 eとE 300 e 4MATICの場合、最大出力は204hp、最大トルクは32.6kgmを発生する。E 400 e 4MATICでは、最大出力が252hpに、最大トルクが40.8kgmに引き上げられる。

新開発の高電圧システムは、よりコンパクトで強力になった。それでいて、高電圧インターフェースの数を大幅に削減しているという。パワーエレクトロニクスをトランスミッションハウジングに組み込むことで、スペース効率を高めると同時に、工場での組み立てプロセスの簡素化が図られている。

◆EVモードの航続は最大で115kmに

モーターは発進時から44.9kgmの最大トルクを引き出す。モーターの最大出力は129hp。エンジンとモーターを合わせたPHEVシステム全体で、313hpのパワーと56.1kgmのトルクを引き出す。0~100km/h加速は6.4~6.5秒、最高速は234~236km/hだ。

E 400 e 4MATICでは、PHEVシステム全体で380hpのパワーと66.3kgmのトルクを発揮する。0~100km/h加速は5.3秒で駆け抜け、最高速は250km/hに到達する。

全グレードが、EVモードの「エレクトリック」モードの最高速を140km/hとした。高電圧バッテリーは、メルセデスベンツが自社開発した。第4世代のバッテリーは、96個のセルで構成。バッテリーの蓄電容量は25.4kWhと大容量化されており、EVモードの航続は、最大で115km(WLTPサイクル)に到達する。

◆EVモードだけで日常走行をカバーすることが可能に

ステアリングホイールのスイッチを操作すれば、エネルギー回収率を3段階に切り替えられる。これは、「SPORT」を除くすべての走行モードで可能だ。たとえば、Dモードでは、ドライバーはワンペダル感覚を体験できる。ドライバーがアクセルペダルから足を離すと、強めの回生ブレーキが作動し、車両が減速する。多くの場合、フットブレーキは必要ないという。

EVモードの航続が最大で115kmに拡大するため、ドライバーはEVモードだけで日常走行をカバーすることが可能になる。エネルギー回収機能により、減速時や下り坂で、運動エネルギーを回収することができる。このプロセスは、油圧ブレーキとの相互作用によっても改善された。エネルギーの回収レベルは100kWを超えている。

走行ルート全体のナビゲーションデータ、地形、制限速度、交通状況などを考慮して、ルートの途中でEVモードを最適に作動させるインテリジェントなルートベース機能も採用している。

《森脇稔》

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