ルノー『グランカングー』新型に3列7名乗りのEV…IAAモビリティ2023で「E-TECHエレクトリック」を初公開

ルノー・グランカングー 新型の「E-TECH エレクトリック」
ルノー・グランカングー 新型の「E-TECH エレクトリック」全 10 枚

ルノーは9月5日、ミニバンの『グランカングー』(Renault Grand Kangoo)新型のEV版「E-TECHエレクトリック」を、「IAAモビリティ2023」で初公開した。

写真:ルノー・グランカングー 新型の「E-TECH エレクトリック」


◆1回の充電での航続は最大265km

グランカングー新型は、新型『カングー』のロングホイールベース仕様だ。ロングホイールベース化によって、3列シートの7名乗りを実現している。

『グランカングーE-TECHエレクトリック』には、最大出力122hp、最大トルク25kgmを発生するモーターを搭載する。走行モードをエコに切り替えると、モーターの最大出力を76hpに制限し、最高速を110km/hに抑えて航続を延ばすことができる。

リチウムイオンバッテリーは、蓄電容量が45kWh。1回の充電で、最大265km(WLTPサイクル)の航続を可能にしている。

ルノー・グランカングー 新型の「E-TECH エレクトリック」ルノー・グランカングー 新型の「E-TECH エレクトリック」

◆回生ブレーキモードは3種類

3種類の回生ブレーキモードが選択できる。「セーリング(B1)」は回生を制限し、流れの速い高速道路や自動車専用道路に最適なモードだ。「ドライブ(B2)」はデフォルトの回生モードで、さまざまな状況に対応する。ブレーキペダルから足を離した時の減速感覚は、内燃エンジン車と同様という。「ブレーキ(B3)」は最大の回生を行うモードで、渋滞やワインディングロード向けとなる。

油圧式ブレーキシステムには、エネルギー回生を最大化する「ARBS(アダプティブ回生ブレーキシステム)が組み合わされている。

トラクションモードとブレーキモードのさまざまな組み合わせにより、最大6つの異なるドライビングスタイルが選択できる。ドライビングスタイルや交通状況に応じて、快適性や航続を最適化する。選択した走行モード、EVパワートレインのマネージメント、ドライバー支援システムに関する情報は、オプションの10インチフルデジタルディスプレイに表示できる。

ルノー・グランカングー 新型の「E-TECH エレクトリック」ルノー・グランカングー 新型の「E-TECH エレクトリック」

◆27分で170kmの航続に必要なバッテリー容量を充電可能

年間を通じて航続を最大化するため、新型グランカングーのE TECHエレクトリックには、ヒートポンプを備えた調節可能なデュアルゾーン空調システムが搭載されている。ヒートポンプは、気温がマイナス15度からプラス15度の間で作動する。ヒートポンプは、駆動バッテリーからエネルギーを取り出すヒーターレジスターのみで室内を暖めることを避けることで、最大30kmの航続延長を可能にした。オプションで、フロントシートやステアリングホイールにヒーターを装着できる。冬場の快適性向上を追求している。

新型グランカングーのE-TECH エレクトリックには、2種類の充電器が付属する。出力22kWのAC急速充電器は、2時間40分でバッテリーの80%を充電できる。出力80kWのDC充電器は、およそ27分で170kmの航続に必要なバッテリー容量を充電できる。充電器とバッテリーには液体冷却システムが採用されており、適切な温度を保つことで航続を維持し、充電時間を短縮している。

スマートフォンアプリの「MyRenault」やマルチメディアシステムの「ルノー・イージー・リンク」によって、専用のコネクテッドサービスが利用できる。その内容は、定期的なバッテリー充電とバッテリー状態の遠隔でのモニタリング、室内の予熱や予冷のスケジュール設定、ルート上の充電ステーションの検索支援、バッテリー残量で到達可能な目的地の検索支援など、としている。

《森脇稔》

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